府中・京王線沿線の家庭教師、戸田朝海です。
昔、塾で講師をしていた頃
教室長からよく言われていた言葉が
ありました。
その塾のモットーでもあったそれは
「教育とは転ばぬ先の杖を与えること」
というもの。
おそらく
一般のお父さんお母さんの中にも
「子どもには出来るだけ失敗をさせたくない」
「先回りしてアドバイスを与えて
失敗を事前に回避させたい」
そう考えていらっしゃる方は
多いのではないかと思います。
あるいは、頭では
「失敗から学ぶのが大事」とわかっていても
子どもが失敗しそうになると
つい色めき立ってあれこれしてしまう……
とか。
実際はこういう方が一番多そうです。
し・か・し
しかしですよ。
実際にそうやって先回りのアドバイスを
お子さんに与えても
お子さんに素直に聞いてもらえなかった
という方は、結構多いのでは
ないでしょうか?
「せっかく子どものためを思って
言ってあげてるのに!」
「子どもが失敗したらかわいそうだから
言ってるのに全然聞かない!!
(そしてやっぱり失敗する)」
そんな保護者様のお声をよく聞きます。
そうですよね。
子どもは傍から見ていると
絶対に失敗する!とわかっていることを
平気でやります。
そして、
「それ失敗するよ~」
「こっちのやり方にしときな~」
という、こちらの話には一切耳を貸さず
それで失敗して泣いたりします。
何なんだ!
だったら最初から聞いとけよ!
そう思いますよね~
というか、そもそも子どもって
なぜ人のアドバイスを聞かないのでしょう?
と、その質問にお答えする前に
こちらから質問です。
あなたは、携帯やPCを買うとついてくる
分厚い「取扱い説明書」先に全部読みますか?
ちなみに私は読みません。
読む方もいらっしゃるかもしれませんが
先に全部目を通すという方は
まれじゃないかな?
ほとんどの方は
先に読んでおくことはせずに
何か困ったときに開いてみる。
こんな感じではないかと思うんです。
じゃあ
なぜ先に読んでおかないのですか?
先に読んでおけば、困ることは
なかったかもしれないのに。
「面倒くさいから」?
ですよね^^
私も面倒くさいです。
ではでは…
なぜ「面倒くさい」のでしょうか?
ここには、たくさんの理由が
あると思います。
例えば、
・読む分量が多いから
・読んでもよくわからないから
・内容に興味がないから
などなど。
でも、一番の理由って
これじゃないですか?
読む必要性がないから
だって、スマホでもPCでも
取説読まなくても
だいたい扱えちゃいますもんねー。
読む必要ないですよね^^
何かわからなくなったら
→つまり「読む必要が出てきたら」読む。
そんな感じですよね~
では、子どもの話に戻ります。
子どもが人のアドバイスを聞かないのは
ズバリ
それを必要としてないから
です。
大人から見ると失敗しそう~
失敗したらかわいそう~
と、思うようなことでも
「その時」の子どもは失敗するなんて
思っていない。
もしくは、失敗しても平気~
と思ってる。
そういうときは
(現時点で)別に困ってないから
アドバイスなんていらないんです。
むしろ、うるさいな~
って思っちゃう。
私たちが、買ったばかりのスマホに
まだ触りもしてないうちから
「取説をきちんと読んでおきなさい!」
と言われたら、ちょっと面倒に感じてしまう
のと同じです。
ですから、アドバイスのタイミングは
相手が困って助けを求めてきたとき
が、ベスト!(^_^)v
子どもも、失敗して
また失敗するのやだな~と思ったら
向こうから聞いてきますから。
その時に教えてあげれば
ちゃんと耳に入りますし
頭にも残ります。
ただ、私たち教育者は
子どもが困って助けを求めてくるのを
ただ待ったりはしません。
「教える」って
ある意味、子どもをいかに困らせるか?
だったりするんですよね。
子どもに、いかに困らせ、考えさせるか?
その上で、こちらの教えを求めさせるか?
向こうから
「教えて下さい!」という状況になったら
絶対に身に付きます。
おいしいご飯も
お腹すいてないとちゃんと味わえませんしね^^
では!
戸田朝海でした~
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