叱るって、悪いこと? | 話すだけで成績が上がる家庭教師戸田朝海の勉強できないコンプレックス解消大作戦!

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こんにちは。
国語力で人生を開く! 家庭教師の戸田朝海です。

前回の記事を書きながら、頭の中ではずーっと
セクシーなの? キュートなの? どっちが好きなの?
と、ループしておりました。(松浦亜弥さんの「ね~え?」です)
でも思うに、ついお子さんを叱ってしまう、親御さんのお気持ちって、
こんなふうに なっちゃうのは アナタが好きだからよ~♪
ですよね。純情な?親心ですよね。

叱るのが、絶対ダメ! って言いたいわけじゃないです。
前回の記事だと、すごーく叱ることを悪いことみたいに言ってますけど、あのケースは、「叱られ過ぎて嫌になっちゃってる場合」ですのでね。状況次第です。

ただ、私がお伝えしたいのは、
指導って、いろんなやり方があるよ~
ってことなんです。

「叱る」というのは、指導の中でも割とポピュラーなやり方なので、皆さん結構試されていると思うんです。
でも、それでもうまく行かない場合ってありますよね?
そういうとき、「叱る」以外のやり方も、たくさん知っておくと、いろんな場面に対応出来て、単純に便利だと思うのですよね。

例えば、やり方が「叱る」しかなかった場合。
悪いことをしたときに、叱ってもやめなかったら、その次の行動は、
叱る → 強く叱る → もっと強く叱る → もっともっと強く叱る → ハイパー強く叱る 
って感じで、だんだん終わりがなくなってしまいますね。
途中の段階でやめる場合もありますが…もし、それでもダメだった場合、叱るこちらの方も、だんだん辛くなっちゃいますよね。叱るのって、相当にエネルギーを使いますから。

しかも、怖いことに、人間には「慣れ」が生じます。
最初のうちは、強く叱るレベルで収まってたものが、だんだん慣れてきて、もっと強く叱るレベルで叱らないと、効かなくなってきたり…
さらに、子どもによっては、叱られ慣れすぎて「受け流し方」を覚えてしまう子もいます。柔道の受け身のように、ダメージを受けない叱られ方というか、かわし方というか…
これは誰あろう、私のことなのですが(笑)
小さい頃から、よく叱られる子どもでしたので、何度も叱られているうちに、叱られたときの「対処法」みたいなものを、身に付けてしまったんですよね。うちの父は、何時間でも根気強く叱り続ける人でしたが、そんなわけで、実は娘にはあんまり効いていなかったのでした。(今更だけど、ごめんなさいお父さん)

逆に、叱られたダメージが「効きすぎる」場合もあります。
心が深く傷ついてしまったり、叱られた恐怖が染みついてしまった場合ですね。こうなると、また叱られるのが怖くて萎縮してしまったり、相手の顔色を窺うようになったりします。
失敗を極度に恐れるようになるので、積極性が失われてしまいます。

このように、「叱る」というのは、案外マイナス面も大きく、万能とは言い難い方法です。
もちろん、他の、どんな方法も、万能ではないですが。
どんな子どもにも通じるやり方、絶対に正しいやり方なんてありません。
いろんなお子さん、いろんなケースがあるので、その場その場に応じて、いろんなやり方を試していくしか、ないんだと思います。

一つの方法しかないと、行き詰まってしまいますが、たくさん方法を知っていれば、その分、いろんなケースに対応できます。
私が「叱る以外の方法」を、いつも考えているのは、そのためです。
その中で、いいと思うものがあれば、積極的に公開して、皆さんとシェアすることで、行き詰まっている方が、少しでも楽になってくれればいいなあ、と思う次第です。

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