国語力で人生を開く! 家庭教師の戸田朝海です。
最近、かぼちゃが美味しいです。煮付けもいいですが、今のマイブームはポタージュスープ。半分で売ってるかぼちゃをそのまま蒸して、スープにしています。おいし~! 甘くて温かいものは、幸せになりますね。ビタミン豊富で、風邪にも効きそうですし。
そういえば、冬至にかぼちゃを食べるのは、太陽と似た色の食べ物を摂って、日照時間が少ない冬を乗り切ろう! という昔の人の知恵だそうですね。なるほどな~と思う次第です。
では、さらに前回の続きです。
前回までの記事で、小論文では自分の意見を書こう、意見を書こう、と言ってきたのですが、意見を書いたらその次に、大事なことがあります。
それは、「根拠をあげる」こと!
根拠、つまり理由ですね。なぜ、そう思うのか? の部分です。
前回やったように、「いい」か「悪い」か、を考えたら
「なぜいいと思うのか?」
「なぜ悪いと思うのか?」
を、考えてみましょう。
作文に限らず、普通に話していてもそうだと思うのですが、何か意見を言われたときは、理由を教えてもらえると、納得しやすいですよね。そして、その「理由」の部分がしっかりしているほど、説得力が増します。
ですから、意見を伝えるときは、常に根拠とワンセット、と考えておきましょう。
というわけで、もし前回の基礎トレをやるなら、
①ニュースの見出しを見て「いい」か「悪い」かを考える
②その根拠を考える
このセットメニューでやるといいですね!
根拠は、最低でも1つ、できれば2~3個は出せる方がいいです。もちろん、多ければ多い方がいいですが、書くときは、全て書く必要はないです。(文字数が限られてますからね)
なんだか、「その場で考える方法」のはずなのに、普段から考えておくことになってるじゃないか…と思われたらすみません。その場で考える話なんですけど、それとは別に、普段からも考えるようにすると、もっといいですよ~という話です。
そして、根拠をあげるときに、もう一つ大事なことがありまして。
それは、「正確な根拠」であること。
いい加減な根拠ではなく、誰が読んでも納得できるような、正確な内容でなければダメです。
だから、
・間違った情報
・個人の思い込み
などは、根拠にしてはいけません。
例えば…
・犬を飼うのはいいことである。なぜなら、犬は猫よりも頭がいいからだ。
→(×)犬が猫より頭がいいかどうかはわかりません
・中学生が携帯電話を持ってもいいと思う。なぜなら、今時は携帯くらい誰でも持っているからだ。
→(×)持っていない人もいます
こういうのはダメってことです。正確な情報をあげてください。数字を出す場合も、適当な数字をあげてはダメですよ。日本人の8割は~~である。とか(本当に8割というデータがあるならOKですが)
ともあれ、<意見+根拠>がきちんとセットで出せれば、それが「あなたの考え」です。
あとは、正確に、伝わるように書いていくだけです。そちらはそちらで、また別の練習がいるのですが、ひとまず「考える」練習から、説明させていただきました。
最初に言ったとおり、作文も論文も「考えたことを書く」ものです。まず「考え」がなければ、書き始めることすら、出来ませんのでね。まずは、考えを持つことです。
書くのと同じく、考えるのも練習ですから、考えれば考えるほど、考える力がついて、いろんな事を短い時間で、考えられるようになってきます。そうすることで、土壇場の問題にも、強くなってくるはずですよ(^_-)☆。

