国語力で人生を開く! 家庭教師の戸田朝海です。
せっかく作文教室をするので、作文についてお話しようと思います。
その前に、一つ質問です。
「作文、嫌いな人ー?」
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はい、結構いる気がします。
作文が好きな人って、何故かあんまりいないんですよね。
何でかなー? と考えたのですが、やっぱり、
・書くことが思いつかない
というのが、大きな理由じゃないかな? と思います。
文章って、一つのコミュニケーションツールです。
会話すること、スピーチすることと同じ。
声ではなく、文字を使って、自分の思いや、考え、意見を伝えるのが、文章です。
(で、文章を作ることを「作文」というわけですね)
だから、まず前提として、そこに
・伝えたい思いや考え
がないことには、文章が書けなくて、当たり前なんですよね。
修学旅行や、運動会、林間学校など、大きなイベントの作文は書けるのに、音楽の授業でクラシック曲の感想を書けと言われても、全く筆が進まない、なんてことがよくあるのは、こういう理由からですね。他にも、道徳の授業で見た教養番組から学んだこと…とかね。
それ自体に興味がないとか、特に何も感じなかったりすると、やっぱり何も書けなくなるわけです。
しかーし!
何も感じていない、考えていない、という状況でも、書きなさいと言われれば、書かなければいけないのが、作文です。授業中の作文は、もちろん成績に反映されますし、受験問題には、小論文はほぼ必須です。(推薦の場合も、志望動機書や論文を指定されることが多いですね)
こうなると、どたん場で「書くことがありません」では、話になりませんよね。
では、どうすればいいでしょう?
「日頃から、よく考えるクセをつけましょう」
とか、よく言われていると思います。そう書いてある本も、沢山ありますね。
「新聞やニュースなどよく見て、周囲で起こっている出来事に、関心を持つようにしましょう」
とかね。
もちろん、これらは本当に大切なことです。
興味関心の幅を広げることは、知識を増やしますし、視野を広げてくれます。あと単純に、「○○について、どう思いますか?」と聞かれたときに、その○○をきちんと知っていれば、ちゃんと答えられますよね。また、日頃からそれについて考えていれば、更にしっかりと意見を述べられるはずです。
でも、ですよ。
興味関心の幅って、広げるにも限界がありますよね。頑張って、新聞やニュースに目を向けても、得られる知識って、やっぱり限界があります。要するに、沢山の知識や考えを、いくら蓄えていたとしても、知らないことを聞かれることはある、ってことです。
じゃあ、もしそうなったとき、どうすればいいの?
って、思いますよね。
あと、実はもう一つ、皆さんが陥りがちな「ある失敗」があるんです。
それらについては、次回お話しますね~

