元々「イギリス菓子に恋した」という名前でこのブログを続けていた私としては、名前が「私の食エッセイ」に変わっても、イギリス事に参加した際には、この出来事について筆を紙に…ではなく指先をスクリーンに走らせねばとなる。



9月から10月いっぱいにかけて、帝国ホテルのアフタヌーンティーが英国フェアを開催している。





何かの拍子に帝国ホテルの情報案内にメール登録していたらしい母に誘われて、人生はじめての帝国ホテルへと向かったのは9月のこと。


100年を超える帝国ホテルの歴史。外装も、内装も、どっしりとした重厚感のあるつくり。並ぶ店に掛かる看板の太めでくねっとしたレトロ字体や、黄みがかった渋い木の色や、暗くくすんだ赤色をした絨毯が、ツルピカ真っ白のモダンな高級ホテルとは似ても似つかない。




典型的な花より団子は、建物の写真は大して撮らず、本館17階にあるアフタヌーンティーの会場…インペリアルラウンジアクアへとまっすぐ向かう。



9月〜10月末にかけて開催中のアフタヌーンティーのテーマは「イングリッシュガーデン」。







お茶はどの種類を何度おかわりしても大丈夫。


しかしティーポットでくるので、ティーカップに注ぐと何杯分にもなる。結局おかわりしたのは1度か2度だったか。


ウェルカムティーにはウェッジウッドのブレンドを。





 



ほどなくして英国庭園が三段のアフタヌーンティーに化けて目の前に現れる。







下段に乗るお食事系のセイボリーアイテムは以下の通り。


▷ローストビーフとキュウリ、チェダーチーズのイングリッシュマフィンサンド

▷ヨークシャープディングに乗った和牛のビール煮込み▷スティルトンチーズ入りのキャロットケークサレ









続いて中段にはスコーンやコテージパイ、スモークサーモン。


▷お花やハーブと頂くスコティッシュサーモン

▷コテージパイ

▷アールグレイスコーンとプレーンスコーン〜いちごジャム、クロテッドクリーム、はちみつ〜









お食事系のメニューはどれもイギリスの伝統的な料理に一捻り二捻り加えたようなアイテム。



アフタヌーンティーの上段はお庭のように盛られた美しいスイーツたち。


土台はクッキーで、芝に見立てられたものはピスタチオのクリームとお抹茶の粉で、柵はチョコレート。お皿が真っ白に戻るまで全て平らげることができる。











流れる時間がゆっくりで、穏やかで、ただぼーっとしているだけで満足できる。


その余韻にその後数日間は浸らせていただいた。



人入りの引きの写真は雰囲気がわかりやすいだろうと思うので、最後に添えておきます。







目の前にある大きな窓からは日比谷公園を見下ろすことができました。










動画にも収めたので、ご興味がおありでしたら見ていただけたら嬉しいです。