節分といえば、恵方巻き。
昨日は恵方巻きを作りましたが、今日は恵方巻きの話ではありません。
恵方巻きの材料を買いにスーパーへ行ったら、目が合ってしまった、どら焼き。
どら焼きが食べたかったというよりは、これはパケ買いでございます。
こういうこと普段しないのに、節分の日に、和紙みたいな素材の鬼の柄。(少し調べたら、こういうのワーロンシートというらしいです。でもこの素材がワーロンシートかどうかは自信がありません。不織布っぽいです。)
すごく風情がある。
クリスマスにはクリスマスっぽいものを買ってしまうし、お正月にはお正月っぽいものを買ってしまうし、節分には…。
普段こういうことしないって言っておきながら、意外とこういうことばかりしていました…。
パケ買い、楽しいです。
どら焼きの味は、うーん、いまいちかも。
ちょっとパサパサしている。
味わいも深くないというか、味があまりない。
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どら焼きなんて、数多くあるおやつのひとつで、特別好きとか、嫌いとか、思ったことのないお菓子でした。
それが、どら焼きの世界に惹かれるようになったのは、あるどら焼きのおかげ。
皇居外苑どらやきです。
皇居近くのお土産屋さんで買いました。
一箱4つ入りで、1296円
ひとつ324円。
ケーキ屋さんでちゃんとしたケーキを一切れ買えてしまうくらいの値段です。
これが、すごく美味しかった。
初めて食べた時は、衝撃が走りました。
とはいえ長らくどら焼きを食べていなかったので、その時はこのどら焼きが特別に美味しいと思ったというよりは、「今私はどら焼きの気分なんだ。だからすごく美味しく感じるんだ。」と、その美味しさを結論付けていました。
美味しいどら焼きに出会ったことで調子付いて、どら焼きを見つけたら買うようになりました。
しかしね、皇居外苑どらやきを食べて以降、舌が肥えてしまったのか、理想が高くなってしまったのか、どのどら焼きを食べても美味しいと感じないのです。
原材料:
砂糖、卵、小麦粉、小豆、水飴、還元水飴、味醂、清酒、マーガリン、蜂蜜、トレハロース、膨張剤、増粘剤、乳化剤、硫酸mg、塩化K、香料
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こちらは原宿寿さんの原宿どら焼きです。
原宿のどら焼きといえば、このどら焼きでしょうか?
原材料:
小麦粉、砂糖、卵、小豆、水飴、蜂蜜/トレハロース、膨張剤
こちら原宿どら焼きは、鬼どら焼き(伊藤軒)よりは美味しかったけど、皇居外苑どら焼きの美味しさには負けている。
鬼どら焼きにしても、原宿どら焼きにしても、値段が全然違うので、皇居外苑どら焼きと比べるべきものではないかもしれませんが。
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皇居外苑どらやきは、とってもしっとりしていて、表面がぺたぺたと湿っていて、袋から引っ張りだそうとしただけで、ほろりと崩れてしまいそうなくらいに柔らかかったのです。
味わいも深くて、美味しかった。
あいにく鬼どらやきの原材料が記載されていたカードを紛失してしまったので、原材料の比較ができません。
原宿どら焼きとだけ比べると、皇居外苑どら焼きの糖度は高そうです。だからこそ、あそこまでしっとりしているのでしょうね。甘味料が砂糖だけでなく、水飴、味醂、はちみつと盛り沢山。(餡子の原材料も含んでいると思いますので、水飴なんかはどら焼きの皮ではなくて餡子の材料かもしれません。)それから、マーガリンまで入っています。
ただ、思い出は美化されがちなので、もう一度食べてその美味しさを確認したい、皇居外苑どらやきです。
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粒あんがたんまりあるし、自分で作ってみれないこともないなあと思い、レシピ探し。
どら焼きの皮の気になるレシピが今ふたつありまして、配合率順に原材料を書くと…
レシピ①(家庭で作る本格和菓子の教科書)
薄力粉1、卵0.93、上白糖0.87、蜂蜜0.13、味醂0.053、重曹0.02。
レシピ②(グレーテルのかまどより、ドリアン助川のどらやき)
薄力粉1、卵0.9、上白糖0.9、蜂蜜0.1、味醂0.05、重曹0.01。
ふたつめのレシピの方が卵が少し少ないくらいで、あとはほとんど同じですね。砂糖が二つ目の方が0.3多いですが、蜂蜜が0.3少ないので、プラマイゼロ?とはいっても蜂蜜は水分の重さがあるので、実際のところはふたつめのレシピの方が糖度が高そうです。
糖度高めに作りたいので、ふたつめのレシピを使おうかなと思います。
材料に使う水の一部を清酒にして、マーガリンかバターを使えば(室温に戻してからクリーム状になるまで泡立て器で混ぜて、そこに卵、砂糖、と加えてみてみようかしら。量はどのくらいにしよう。味醂よりは少なく、蜂蜜よりは多いのが皇居外苑どらやきだけど、上のレシピだとそもそも蜂蜜の方が味醂より多い?それなら蜂蜜より少なく、味醂より多い0.08くらいにしようかな〜。)、もしかすると、皇居外苑どらやきっぽくなるかも〜なんて。
そんな妄想をしています。
今はただの妄想です。