「日本のウィンナーソーセージは日本の米に合うようにできている。」

という文章をどこかで読みました。

お碗によそわれた、ツヤツヤふっくらの白米に、ウィンナー(たしかシャウエッセンのもの)と、黄身がとろりとした目玉焼きが乗っかっている、そんな写真と一緒にみかけた文章。

あの鮮やかなお写真は、TwitterかInstagramで見かけたものだと思うけど、どちら様の写真だったかは思い出せない。











これには、たしかに〜と思いました。







パンもウィンナーも美味しくて、一緒に食べてまずいということはないのですが、ちょっと馴染んでいないよな、と思います。







ウィンナーソーセージがプリプリで、皮が張っているので、プチンっと弾ける。弾けると、中から肉汁がぷしゃーっと飛び出す。しょっぱめの、あの味。とっても美味しい。


コッペパン にしても、ロールパンにしても、食パンにしても、触っただけで潰れそうな、ふわふわふかふかのキメの細かい日本のパン。クラムが柔らかいことはもちろん、クラストも薄くて柔らかい。トーストするとサクッサクッと軽くなる。ほんのり甘い味。これも美味しい。







ただこのふたつが合わさると、どうも最適な組み合わせとは言い難い。


ソーセージの弾力と、パンの柔らかさや軽さが合っていないし、塩っ辛いソーセージと、甘いパンの味も合っていない。 


それぞれが独立しておいしい。
どちらも別で食べているような感覚。



そんなことを思っていたので、「日本のウィンナーソーセージは日本の米に合うようにできている。」という文章を読んだ時は、長い間頭の片隅に残り続けていた些細な謎がふわっと解けたような、そんな気持ちになりました。









お米はパンと違って、余分な味がない。
砂糖だとか、卵だとか、バターやマーガリンだとかの味がないから、塩っ辛いソーセージと滲み出る脂をそのまま受け止める。焼いたたらこの塩辛さを受け入れてくれるように、脂が滴る焼いた豚を受け入れてくれるように、白米がよく進む。 



日本のモチモチと弾力のあるお米は、ソーセージと一緒に口に入れて噛み始めても、どちらかが強く出過ぎているということがない。混じり合わせるように咀嚼ができる。

パンとソーセージの場合、一緒に噛んでいると、口の中で溶け合うというより、別々に噛んでいる感じがする。







「日本のウィンナーソーセージは日本の米に合うようにできている。」という一文を読んで、久しぶりソーセージと米を一緒に食べたくなりました。





そのために久しぶりに買ったシャウエッセンのソーセージ

添加物を気にしてソーセージは材料がシンプルなものを買うことが多いのですが(特に亜硝酸ナトリウムが入っているものは買わないようにしています。)、久しぶりのシャウエッセン、美味しかったです。

全ての食品を無添加で揃えて暮らしているわけではないのですが、添加物0の暮らしを目指すわけでも、気にせず100で暮らすわけでもなく、50の暮らし。切り落とせる添加物は避けて暮らしたいなと思います。


ちなみにパン屋の好きなお惣菜パンTop2は、明太子フランスとホットドッグです。