穴の中のヒキガエルという料理をご存知でしょうか。






ヒキガエルを丸揚げして、皿の中央に乗せ、サラダなんかで茂みを表現したもので囲って盛り付けるお料理。


ではありません。


となると、ヒキガエルというのは何かの隠喩で、実際は他の肉をヒキガエルに見立てるのかもしれない。

茂みの真ん中というものはそもそも”穴”ではないのだから、穴を穴として存在させるために土に見立てた小麦粉の生地を使うのかもしれない。

少しずつ、その真相に近づいてきたような気がします。







さて、こちらが穴の中のヒキガエルの正体です。






風変わりな名前を持つこの料理の名付け親となった方は、幻覚や妄想に悩まされていたのでしょうか。あるいは赤毛のアンのように豊かな想像力を持った天才肌芸術家肌だったのかもしれませんね。

センスのかけらもない一般人の私が名付けていたらなら、”ソーセージ乗せヨークシャープディング”とでもなっていたでしょう。 

しかしそれでは良くも悪くも平凡がすぎるので、たまたまレシピ本を読んでいた私が作ってみようと思うことはなかったでしょうし、そうすると私はこの料理を知らずにいたかもしれません。


「穴の中のヒキガエル」とは、ヨークシャープディングの生地にソーセージを乗せてオーブンで焼いた料理です。



中央に沈むように並んだ4本のソーセージが、穴の中で寝転んでいるヒキガエルにみえる…というのはいささか無理がありますが、ヨークシャープディングにソーセージの組み合わせが合わないわけがない。








私にとって初挑戦だったヨークシャープディング作りでしたが、イギリスで食べたものと同じようにとはいきませんでした。


ヨークシャープディングってシュークリームのシュー生地のようで美味しいなと思っていたのですが、私が作ったものは卵焼きっぽく仕上がってしまいました。

たっぷりのオイルと混ぜ込む小麦粉のおかげで端っこはパイのようなサクサク感があるので、パイと卵焼きの融合料理のよう。

それでも卵焼きとソーセージの組み合わせっておいしいのですが、ヨークシャープディングではないよなあ。


調べてみると、卵、粉、牛乳の重さは同量ずつがいいらしいということがわかったので、次回は卵(おそらく殻のまま)の重さに合わせてつくってみようと、私のレシピメモ(電子)に買いておきました。






穴の中のヒキガエルを囲む献立は、
・ブラッターチーズと共に食べる生ハムメロンのサラダ
・かぼちゃとカッテージチーズのサラダ
・ライ麦パン



オムライス とハンバーグのような和洋食ではなく、正統派の洋食を楽しめたような気がするお昼ごはんでした。




改善点ありですが、今回のレシピをこちらに残しておきます。

シンプルな材料なので、いかにうまく調理してヨークシャープディングを仕上げられるかがポイントです。

それからソーセージは、よくスーパーで売っているような小ぶりのシャウエッセンソーセージのようなものより、太くて大きい豚肉100%のものがおすすめです。



今回使ったのはこちらのレモンアンドペッパーです。↓





イギリス料理
穴の中のヒキガエル(Toad in the hole) レシピ




材料

大きな豚肉100%のソーセージ 4本

オリーブオイル

サラダオイル

ローズマリー の小枝


ヨークシャープディングの生地

110gのオールパーパスフラワー

(薄力粉70gと、強力粉40g)

塩ひとつまみ

牛乳 280ml

卵 3つ



※ヨークシャープディングというより、卵焼きっぽかった。卵、粉、牛乳の重さは同量ずつがいいらしいので、卵(殻に入ったまま)の重さに合わせてつくるといいかもしれません。






1、ヨークシャープディングの生地をつくる

粉、塩、牛乳、卵をダマができないよう綺麗になめらかにになるまで混ぜる。

30分以上冷蔵庫で寝かせておく



粉は振るってから少量のウェットイングリディエンツ(液体)と少しずつ混ぜた方が良いかもです。↓





2、天板をいれたままオーブンを250度に予熱する


3、ソーセージを油をひいたフライパンで焼いておく。




4、大きなパウンド型に1cmほどの油(サラダオイル)を注ぎ、熱いオーブンの中に入れる。(油を熱々にします。)





5、オイルがプツプツしてきたら(熱くなったら)フライパンのオイルごとソーセージを型に入れる。





6、ヨークシャープディングの生地も流し入れる。ローズマリー の小枝を上に乗せる





7、途中でオーブンは開けず、250度で20〜25分、プディングが膨らみこんがりするまで焼く。