前回自分が東進の東大同日受験模試というものを受けることになったという話をしたと思う。
「東大の問題まんま受けるんだってよ!、やべえじゃん、すげえじゃん」
そんな感じで危機感、緊張感というものが微塵もなかったのを覚えている。
さて、東大入試の教科順序であるが、
1日目 国語→数学
2日目 理科→英語 という流れであることは割と有名だろうと思う。
国語が始まった。
ここで少し補足するが、自分の高校では、基本的に東大志望の生徒は、普段から「東大国語」というスパルタで有名な一番上の国語のクラスで授業を受ける。
しかし、高1時に国語の定期試験で赤点を取っていた自分はそこに入る条件を満たさなかったため(自らそう望んだという部分が大きいと思うが)、文系のMARCHや地方国立志望などと一緒に受ける一番下の記述クラスにいた。
ほぼ周りの同級生が東大国語受講者の中で、異端にも違うクラスにいた自分の国語力、
お手並み拝見というところである。
古文、漢文の文章自体は読めた気がしたので、思ったように記述しとく。
(東大の古典は文章がセンター試験よりも簡単だが、問題が難しい)
現代文。
とりあえず、思ったことを埋める。埋めまくる。
字数を稼ぎ可能性のある要素量(部分点)をかき集める作戦だ。
すると、なんと時間内にすべて解き終わってしまった。
そのことを後で周りの人に言うと、「いや、ふつーに吟味して解いてたら解き終わるわけねーよ」とのことで、彼らの答案には白紙の問題があるのだという。
「もしや、我勝利し申したか」
軽くそんなことを思っていた。
次は数学。
まあ学校内でも数学ができなかった自分にとっては意味不明な問題しかなかった。
ひとつもみたことがない。手も足も出ない。
150分間、おれは何をしていたのだろうか。
適当にページをぺらぺらめくり、第3問の体積の問題の(1)で習ったばかりの数3の微分の式を書きなぐり、答えっぽいものを記入すると試験が終了した。
「うーん、、0点かなwww」
その一方で周りの人々の中には感触を得ている者もいた。
「ンフ、、2完した。。あとは部分点ショ」
まあ虚勢だろうと思い、適当に聞き流しておいた。(実際そいつはとれてたと思います)
翌日。
理科が始まった。
まずは物理をみてみる。
既習だったのは物理基礎の力学分野のみであったが、
なんと力学の一番の問題はエネルギー保存の立式だけで解ける問題であった。
完全に物理基礎範囲。
とりあえず一問確保。
と、次に進んだが、以降自分に理解できる問題は1問たりとも存在しなかった。
知ったかぶりの知識で適当に書き、化学へとシフトした。
化学。
元々自分の得意ではなかったし、高校で理論化学はほぼ既習していたものの、自分の学力で解ける問題が1、2問ほどしかなかった。
あとはウトウトしていると試験時間が終了した。
ざわめく周囲、こんなん無理だろとの声。
「まあ、こんなもんなのかみんな。まあ次はおれの得意な英語よ、かますぜ」
さあ英語が始まった。
東大英語でどんな問題が出るのかという分析はしていなかったので、とりあえず最初から順番に解いていくことにした。
うーーん、、すげー独特な問題。
うお、時間足りねー、、、、、
リスニング、、、ん?わりと聞こえるなあ。ふむふむ
うわ、長文まだ残ってんのに残り時間あと5分しかねーじゃん!うおやべえ
そんな感じだったが、当時自分の英語力に自負を持っていたため、みんな俺よりできてないだろうと思い、気にするということは全くしなかった。
--試験終了ーーー
その後は春休みを迎えた。
高2から高3へ。
みんなは恐らくめちゃくちゃに勉強をしていただろう。
一方で自分は何をしていたか。
太鼓の達人のマイバチを削っていた。そして例の親友と試し打ちという名目でゲーセンに通う毎日。休日にも関わらず勉強時間は1時間未満だっただろう。
そんなこんなで一瞬で春休みは明けてしまうのであった…
高3。。
始業式の日だったかに例の東大同日受験模試の結果が配られた。
どれどれ……
英語 62/120
数学 2/120
国語 22/120
物理 3/60
化学 5/60
現在手元にその成績表がないので、記憶を頼りに書いているが、総合点が94点であったと思う。
確かこのような内訳であった。
崩壊している。
今思うとそうなのであるが、当時はむしろいいとすら思っていたんだよなあ…
「やっぱ得意教科って裏切らねえわ。ま、勉強してなかったし、他の教科はこれから勉強すりゃ上がるだろ。おれ東大ふつーに受かるかもしんねえ」
また、センター同日受験模試で700点くらいを叩き出していた同級生のT氏のこの模試での点数が自分の点よりも低かったという事実。それが
俺をもう一度勘違いの土俵へと引き摺り出した。
かくして高3は始まるのであった。
受験記録7に続く…
