ブログ,1か月以上更新せず……

久しぶりに書きます。

中学生の多くが,本日期末考査最終日。

公立の高校入試までは3週間を切っています。

 

タイトルですが,12月くらいからつい先日まで,指導中,もう何度言ったことか。

毎年毎年のことです。

1年生の数学,平面図形の単元の最後の方に,おうぎ形が出てきます。

このおうぎ形,苦手とする生徒が,非常に多いです。

中2,中3になったら,ほぼ確実に忘れて,弧の長さや面積,あるいは中心角などを求めることができません。

円錐の表面積の際にも出てきます。

なぜできないのか。

解法を,公式として丸暗記しているだけだからです。

そのため,弧や面積であれば,中心角を出さないと求められないと思っている子が非常に多いです。

その公式を覚えていないと答えを出せないという思考に陥っている子が多くいます。

 

例えば,おうぎ形の面積は,「πr²×中心角/360°」「1/2ℓr(ℓは弧の長さ,rは半径)」などが「公式」として参考書や問題集に記載されています。

こういうものを丸暗記して当てはめるだけのことしかしていない子というのは,学力は頭打ちです。

そもそも,「πr²」の部分は,半径rの円の面積です。

「中心角/360°」は,割合です。

円の円周とおうぎ形の弧,円の面積とおうぎ形の面積,円の中心角とおうぎ形の中心角,これらの比(割合)は等しくなります。

これを利用すれば,中心角を求める問題でも,方程式なんて作る必要はありません。

話が込み入ってきて,なんのこっちゃいという方もいるかと思いますので,もう終わりにします。

 

伝えたいこととしては,数学を「公式を暗記して当てはめて答えを出すだけの科目」などとは,間違っても思わないでほしいということです。

特に高校数学だと,「公式や解法パターンを覚える暗記科目だ」という風潮が強くなります。

もちろん覚えることが有効なことは数多くあり,問題を読んで,「このパターンか」となることもありますが,

それだけでは対処できないことなど山ほど出てきますので。

 

今回はおうぎ形を例に挙げましたが,速さや割合,理科の密度,圧力,などなど,

意味を考えず,公式に当てはめるだけの子がたくさんいます。

だから勉強がおもしろくなくなるのです。

つまらない勉強はしてほしくないと,心から思っています。

 

こんな人間がやっている学習塾です。

お花屋さんの上,船のマークの学習塾Study Shipです。

無料体験,学習相談,お気軽にどうぞ。