公立高校の入試まで3週間を切りました。

迫ってきましたね。

コロナやインフルエンザが流行っているようですので,注意してほしいです。

1日寝込むだけで,その分,学習時間が削られてしまいますので。

焦らず,粛々と,自分のやるべきことをやるだけです。

「これも覚えていない」「あれもやらないといけない」などと,心配になってしまうことが多いと思いますが,みんなそう思っていますので,大丈夫です。

不安の中に「自分はこれだけやってきたんだ」という努力の痕跡を確認して,相応の自信も持って,当日を迎えてほしいと思っています。

 

1,2年生の期末考査が本日で終了です。

定期考査,なくなってほしいと心から思っています。

すでに先週で終わった学校もあり,結果を報告してくれた生徒が1名のみいるのですが,自己ベスト達成でした。

入塾前数学29点→今回84点(55点アップ),英語40点→66点(26点アップ),合計181点→297点(116点アップ)

入塾して半年にも満たないのですが,よく頑張ったと思います。

 

いつも通り,タイトルについてですが,指導中,よく使う言葉です。

問題を解きさえすれば良いと思っている生徒はわりと多くいます。

それで勉強したつもりになって,結果,たいして覚えられていないというケースは少なくないです。

学校の勉強は「覚える」ことが基本です。

これが苦手な子,たとえばワーキングメモリが低い子にとっては,なかなかハードルが高いです。

「覚えればいいだけ」と気軽に言うことがありますが,それが大変だという子もいるのが現状です。

その場では理解できるのだけれど,覚えられない。

あるいは覚えたと思っても,すぐに忘れてしまう。

そんな子にとって,覚えたことをアウトプットする,いわゆる「テスト」の「点数」で評価され続けるような教育,点数が低ければ自分は出来の悪い人間だと思いこんでしまう状況を作り出すような教育が,はたして正しいのか,甚だ疑問です。

まずは,点数を出すことからやめてみてはどうだろうか……

っと,話が逸れてきました。

学校の勉強をできるようになりたければ,この「覚える」ということを追求しないといけません。

アウトプットとして問題を解くのは,覚えているかどうかの確認の段階ですので,インプットが十分でないと間違い続けます。

かといって,インプットだけでアウトプットが十分でない,つまりは覚えたかどうかの確認が十分できていないと,覚えたつもりになっているだけの状態である可能性もあります。

勉強の成果が出ない場合,このインプットとアウトプットのバランスが悪い子が多い印象です。

問題を解いていれば,勉強をした気にはなります。

が,結果,覚えられていなければ,テストの点数に結びつかず,評価にもつながらない……。

自分の貴重な時間を費やしたのに,これでは切なすぎます。

「問題を解くこと『だけ』」ではダメです。「覚える努力」をしないといけません。

しかし,さらにやっかいなのは,この「覚える」という行為もくせものです。

というのも,覚えたとしても「丸暗記」だと,忘れやすかったり,汎用性がなかったりしてしまいますので,なぜそうなるかの理解や納得の先に暗記がないと,これまたなかなか成果に結びつきにくいのです。

こんな話をしていると切りがないので,もう終わりにします。

問題を解くことだけが勉強だと錯覚せず,覚えることを追求し,さらには覚え方も極力丸暗記は避け(ただし丸暗記しなければいけないこともあり),「正しい方向」に努力をしていってほしいと思っています。

 

お花屋さんの上,船のマークの学習塾Study Shipです。

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