仙台市の公立小中学校は,今日から2学期が始まりました。
つい先日まで暑い暑いと言っていた気候も,今ではすっかり秋らしくなってしまい,昨夜帰宅するときは,車の温度計は11℃で,寒いくらいでした。
前回と同様,今回も,私の好きなものというか,教育とは無関係のブログです。
日月は連休だったので,「かがくいひろしの世界展」(in花巻)へ行ってきました。
好きな絵本作家は何人かいるのですが,そのうちの一人です。
息子の初めての絵本は,『だるまさんが』『だるまさんの』『だるまさんと』のシリーズ3冊セットです。
作者は,もともと特別支援学校の教諭で,子どもたちと過ごす中で,どうしたら子どもたちが笑ってくれるか,良い反応をしてくれるか,そういったことを追求し,人形劇をやったり,立体作品を作ったりしていく中で,最終的に絵本というものに行きついたとのことでした。
絵本作家としてのデビューは50歳。54歳で亡くなられたのが本当に悔やまれます。
展示されていたアイデアノートやラフ画,ダミー本などを見ると,生きていればまだまだ素敵な作品を作ってくれたと思います。
かがくいは4人兄弟の末っ子で,4歳の時に姉が亡くなったというエピソードがありました。
かがくいの兄の語りの中に,かがくいの母が出棺の際,私も入ると泣いてすがったというエピソードもありました。
親より先に子が亡くなるということがいかに辛いことか,そんなことにも思い至りました。
かがくいが,大学寮のベッド脇に貼っていた自筆のメモ『ベテル修道女の言葉』を紹介して終わりにします。
効果があればやる。効果がなければやらないという考え方は,合理主義といえるでしょうが,これを人間の生き方にあてはめるのはまちがいです。この子どもたちは,ここでの毎日毎日が人生なのです。その人生をこの子どもたちなりに喜びをもって,充実して生きていくことが,大切なのです。わたしたちの努力の目標もそこにあります。
お花屋さんの上,船のマークの学習塾Study Shipです。
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