以前,ブログで,テストの時に「間違えないようにしよう」と気負うのではなく,「間違えても時間内に気付けるようにしよう」という声がけをしている旨を話しました。
間違いというものに対して,もう少し掘り下げます。
テストの時ではなく,普段の学習の最中であれば,間違えること自体は,そこまでまずいことではありません。
人間は,みな,間違えますので。
私もさんざん間違えてきました。
ただ,大事なのは,初めから間違えないようにするというのではなく,「同じ間違いを繰り返さないようにする」ということです。
どうしても間違えてはいけないという場面ももちろんありますが,その局面で失敗しないようにするためなら,今この場面では間違えても良い,ということはあります。
そこで間違えた,あるいはうまくやれなかった,その結果,いろいろなことに気づき,それを改善するよう努力できれば,成長につながります。
自分はどんなミスをする傾向にあるのかが分かれば,それに気を付けるような行動もとれるでしょう。
大人になって同じ過ちを繰り返すと,信用を失うことにもつながってしまいます。
数学で,いったい何回符号を間違えれば気が済むのか,という子がいます。
つまるところ,正しいルールを覚えていない,覚えられない,あるいは覚えてもすぐに忘れる,などなど,苦労を要するが故の結果です。
素直にやれば良いだけのものを,変な思い込みをして間違える子も実に多くいます。
優秀な子を教えることがどれほど楽か,この仕事をしたことのある人なら,分かると思います。
そんなわけで,間違えることについて,いろいろと話しました。
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