生徒に「勉強を教える」のではなく,生徒と「会話」をして,「何が大切か気付けるような指導」を心がけています。

 

たとえば,

 

生徒A…間違えた問題の答えを赤で書く。見直しせずに次の問題へ。

生徒B…間違えた問題の答えを赤で書く。どこかまずかったのか,解答解説を参照してチェックする。しかし納得できず,かといって質問もせず,次の問題へ。

生徒C…間違えた問題のどこがまずかったのか,解答解説を参照してチェックする。しかし納得できず,講師に質問を挙げる。

「この部分がわかりません」

生徒D…間違えた問題のどこがまずかったのか,解答解説を参照してチェックする。しかし納得できず,講師に質問を挙げる。

「この部分なんですが,ここまでは分かって,その先は自分はこう思ってこの答えにしたのですが,間違いでした。なぜこうならないんでしょうか」

 

この四者の場合,入塾したてだと,やはりAが多いです。

答え合わせするだけまだよくて,答え合わせすらしないというケースもよくあります。

Bの状態も多いです。

Cの子に対して,私は具体的にどの部分かをもっと突っ込んだり,「この場合はどうなる?」など会話をしようとします。

どこがまずかったのか,何が大切なのか,私が誘導したとしても,それをなるべく生徒自身が気付き,「なるほど」「そうだったのか」と思ってもらうことが目的です。

Dのような対応ができる子は間違いなく伸びます。

 

しかし,なかなか会話が成立しない生徒もいます。

人とコミュニケーションをとることも,練習です。

練習しないと,上達しません。

 

ただ,一方的に教えることが全くないかというと,そうではありません。

そのことに関する知識・技術が欠如していたり,不足したりしている場合は,考えろと言っても無理なので,その場合は会話をするわけではなく,理解できるよう,教えることに注力します。

テキストで理解できれば,基本的にはそれでOKです。

もちろん,テキストだけでは足りない部分や,その子のレベルではテキストでの理解が難しい部分であるなどの判断をして,しっかり補足する場合も多いです。

 

教える際は生徒の認知特性も考慮して,この生徒にはこういう示し方・伝え方の方が良いなということなんかも考えます。

同時に,教えすぎることもまた,避けています。

 

ひとまず終わります。

お花屋さんの上,船のマークの学習塾Study Shipです。