中間考査ですが,あと1校,月曜にあるところが残っているので,それが終われば一区切りです。

一区切りと言っても,中3は入試に向けてノンストップで動き出すことになりますし,1,2年も次の考査まで3ヶ月あるので,復習も含めて,必要なことを今からやっていかないといけません。

高校生は今月下旬から中間考査のところもありますし,高3はセンターまで2ヶ月ちょっとですので,追い込みが始まった段階です。

今年度から祝日は休みにしましたが,半日だけ出る日は昨年より増えた気がするので,全体としての休みの量は特に変わっていない気もします。

忙しいうちが華と言いますし,できることは全てやらないと気持ち悪いので,可能な限り対応しようと思います。

 

話は変わって,今度の教育指導要領改訂で,データの分析に関する内容が手厚くなります。

今も中高で学んでいますが,私の高校時代は扱わなかった内容です。

私自身,中高でデータの分析は学びませんでしたが,大学時代は心理学を学んでいたので,実験をやって分散分析などの統計処理にかけることはよくありました。

計算は全てパソコン処理でしたが,そこで統計的に有意な差が出ると,科学的に正しいといって差し支えないというものです。

ただ,最近思うのは,何百人分ものデータを取って,統計的に有意な差が出たとしても,結果とは異なる回答をした人にとっては,その科学的に正しいという結果が当てはまらない,つまりはその人にとってはそれが真実ではないということも言えるのかなと。

「多様性」を認めるというのは,個を尊重するということと,意味は似ていると思います。

もちろん,全体的な傾向を示す意味では,5%水準で偶然に起こることはほとんどないという分析結果は極めて大事ではありますが,個に注目した時には,限界があります(当然ですが)。

逆に100%の人に当てはまる事象などということもまたないわけで,データの扱いに関しては正しく学ばないと,間違った解釈もできるときがあったり,自分に都合の良いデータだけを抽出したりできるので,注意が必要です。

 

ときどき,新規の面談の際,多くの生徒の成績が上がっていると紹介しても,冷静に,自分の子どもが上がるかは分からないということをおっしゃる親御さんがいて,まさにその通りというか,仰る通りですと言わざるを得ません。

結局はその子個人にうまくはまるかどうかという話で,100%全員にうまく対応できる塾は存在せず,データの分析というか,確率の話にもなります。

 

90%の生徒の成績を上げている塾Aと50%の生徒の成績を上げている塾Bがあったとき,自分の子がAで上がる可能性は高いですが,Aでは上がらずBで上がることもあります(対照実験できませんが)。

実際は上がった生徒がどのくらいの学力レベルかなど,もっと突っ込んで考えることも必要です。

それ以外にも,料金,家との距離など,いろいろな要素を検討して塾選びをされると思います。

個人的には,指導者の「人となり」がかなり重要だと思っています。

テストも終わり,学習塾を検討しているご家庭がございましたら,お花屋さんの上,船のマークの学習塾Study Shipを候補にいれていただけますと幸いです。