最近ブログの更新がいいかげんになってしまっています。
申し訳ありません。
中3生の多くが,数学では相似の単元に入りました。
ここは図形を苦手とする生徒がつまずくところでもあります。
この単元に,比例式を計算する問題がよく出てくるのですが,それについて一言。
例えば,「3:7=12:x」のxを求める際,どういう計算をするでしょうか?
テキストもそうでしたが,大多数の生徒が,外項の積=内項の積の考え方で解いていました。
以下です↓
3x=84
x=28
もちろんこれでも答えは出ますし,そんなに複雑でもないですし,すごく悪いわけではありません。
しかし,そんな面倒なことをする必要はありません。
比の考え方が分かっていれば,いちいち内項,外項のかけ算などしません。
単純に,左辺と右辺における「:」の左側を見ると,左辺は3,右辺は12で,左辺の4倍が右辺になっています。
ということは,左辺にある7を4倍した値が,xです。
九九で出せます。
そもそも比が何か,比例式が何を意味するか,そういうことを分かっていれば,前者ではなく後者のやり方を選択するはずです。
そして,この後者の知識もろもろがあって,前者のやり方が導けるのです。
もう一つ。
27:18=x:66
はどうでしょう。
これもいきなり内側同士,外側同士でやり出す子がいますが,これはまず,27:18をそれぞれ9でわって3:2と簡単にします。
3:2=x:66
2を33倍すれば66なので,xは3の33倍,よってx=99です。
仮に簡単にすることに気付けなくとも,
18x=27×66 としてから,右辺を筆算するのはナンセンスです(筆算する子がとても多いです)。
x=27×66/18(分数)にして,約分した方がはるかに速いです。
比は小学生の頃出てきて,理科でもよく使う考え方です。
苦手な人は,確実に身に着けてほしいです。
お花屋さんの上,船のマークの学習塾Study Shipです。