今日は比較的涼しいですね。
先日は9月だというのに真夏のような暑さで,これからの世の中は「暑さ寒さも彼岸まで」などという言葉とは縁遠い世の中になっていくのかと思ってしまいました。
テスト対策,昨日が佳境でした。
考査の日程ですが,今日がM中学校の2日目,C中学校とY中学校は1日目,S中学校は来週火水,高校生は19日~,下旬に私立中,来月はF中。
昨日終わって,ふと,「結局覚えられるか覚えられないか。その差は何なんだ」と思ってしまいました。
もちろん努力の部分はとても大きいと思います。
多くの人がこの部分に左右されるかと思います。
しかしながら,能力の差も間違いなく存在するというのが,この仕事を始めていやというほど実感してきたことですし,今後もそれは続くでしょう。
同じ内容に同じ時間を割いても,できるようになる子,できないままの子,当然います。
だからこそ,子どもを評価する側は,もっと違うアプローチの仕方を考えていかないといけないと思ってしまいます。
教科の出来・不出来だけを数値で評価するのではなく,その子が社会で生きていく上で,どんな役割だと一番能力を発揮できるのか,自分らしく,自信を持って生きていけるか,社会の役に立てるのか,誰かの役に立てるか,そういったことを幼いうちから一緒になって考えてくれる場所が,本当の教育の場ではないかと思っています。
それは家庭が果たす役割だと言われれば,そうかもしれませんが,1日の半分以上を学校で過ごすわけで,学校教育も重要になるはずです。
こういったことは,以前ブログでも何度か述べました。
次の記事に,コピペして再度載せます。
勉強できる子は高い点数,できない子は低い点数。
できない子は,返された答案の数字に,劣等感を抱きながら生活せざるを得ないでしょう。
首位の子がいれば,最下位の子もいます。
同じ場で学んでいます。
本当はもっと素敵な面を持っているのに,それを評価してあげられない教育でいいのか。
新学期に死にたくなるような気持ちにさせる場でいいのか。
私は勉強に競争は必要ないと思っている人間です。
賛否両論ありますので,必要だと主張する声を否定することは決してしません。
フィンランドのような教育は理想ですが,能力別に分けることは必要というか,良いことだと思います。
いろいろな能力の人間がいることを知り,その中で自分の力を自覚し,仮に習熟度別に分かれていたとしても,お互いの良いところに目を向け,お互いに尊敬の念を持って接することができるというのが,一番良い形だと思います。
偉そうに言う私も,塾講師という立場上,数字を見ないわけにはいきません。
今の自分の役割は何だと考えると,抽象的な表現になりますが,勉強というものを通して,将来を担う子たちの成長を手助けすることです。
目の前にいる勉強で苦しんでいたり,もっとできるようになりたいと思い悩んでいたりする子を,「なんとかしたい」と強く思っています。
この気持ちは多くの塾講師の方が持っているものだと思います。
そうなると,ただの会社ではなく,NPOのような感じの方がふさわしいのかもしれません。
いつも通り収拾がつかなくなってきたので,この辺で切り上げます。
お花屋さんの上,船のマークの学習塾Study Shipです。