調査書の評定を考えると,定期考査の対策は学習塾の務めです。
しかし本音を言えば,定期考査に縛られない勉強をしたいとも思っています。
よく,「できないところばかり見るのではなく,できるところを見つけてそれを伸ばそう」ということが言われます。
もうそれは本当にその通りだと思います。
しかし,現状の受験という制度や高学歴を是とする社会を考えると,苦手をいかになくすか,苦手を,得意とはいかないまでも,なんとか底上げすることも必要です。
得意を伸ばすというのなら,生徒任意で選んだ科目は入試の際に2倍できるような仕組みがあってもいいはずです。
科目間の平均点という問題もあるので,なかなか難しいでしょうが。

また,最近思うのは,これからの教育というのは,その子その子の能力や適性を早くから見極め,将来ふさわしい職種や業種を見越して教育を受けさせるような形がいいのではと思っています(もちろん職業選択の自由は認めます)。
抽象的な概念を扱うのが苦手な子が,大学全入時代だからと,特に学びの意欲もなく,なんとなく大学進学してアルバイトに没頭するより,早めに自分の能力を生かした仕事をして,社会の一員として確かな自信を持って生きていく方が,1人1人の力を活かせるだろうと思います。
人口が減り始め,人工知能も幅広い分野で活躍してきている日本社会において,1人1人の能力を最大限生かすため,経済も大事ですが,教育に力を入れることが,それこそ国難突破になるんじゃないかと思っています。
 

お花屋さんの上,船のマークの学習塾Study Shipです。