昨日、シングルマザーの私は会社を辞めました。

 

シングルマザーになってパートから正社員になり、生活のためだったり、2人の娘を育てるためだったり、がむしゃらに頑張ってきた仕事でした。

 

32歳で乳がんになり、それがきっかけで離婚し、辛い日々を送っていたことは以前のブログでお話しさせてもらいましたが、それでも昨日まで仕事が続けてこれた原動力は2人の娘の笑顔でした。

 

でも、精神的な負担が大きくなり娘たちの笑顔を見ても頑張れないところまで来てしまいました。

 

正直、今まで積み上げてきた努力や信頼、後輩に教えながら成長させた実績、このポジションを守り続けてきたプライドを全て捨てることは簡単ではなかったです。

 

でも私はそういうものを全部捨てて会社を辞めました。

 

昨日までしていた私の仕事は今日から後輩が受け継いで何一つ変わらず会社は回っているんだろうと思います。

 

 

 

 

いつも上から目線の社長。

自分の言うことがすべて正しいと思っている社長。

人をマネージメントしてるつもりになってぐちぐちねちねち説教する社長。

自分都合で電話をしてきて同じことを何度も何度も繰り返し何時間も話し続ける社長。

人の人生まで自分色に染めようとする社長。

お金が全てだと考え、社員数も考えずどんどん会社の規模を大きくする社長。

社員は自分の駒だと思っている社長。

 

どんだけ偉いと思っているんだろう。

 

 

 

 

それでも辞表を出すまでは我慢して働き続けてきました。

 

辞表を提出してから昨日まで約一か月間は何だか楽しくさえ感じられていたから不思議です。

 

 

 

 

先日、同僚が自殺を考えるほどやりたくない内容の仕事を断るために社長に直訴しました。

 

社長は「自殺とかそんなんで俺は動かないよ」と同僚の話を最後までも聞きませんでした。

 

「シングルで生活もあるんでしょ?」「金がないと困るんじゃないの?」とも言っているように聞こえるような口ぶりで泣いている同僚にポンポンと色々言いました。

 

 

 

その同僚が一体どのくらいの勇気をもって社長に直訴したのか私は判る気がしました。

 

同僚は私と同じくシングルマザーで私と同じくらいのお子さんがいます。

 

ずいぶん前から仕事内容が自分には合わないと悩み、精神科でうつ病の薬も処方してもらっていました。

 

そこまでしてもこの会社に社員として働き続けたのは生活やお子さんのためだったのでしょう。

 

その場に居合わせた社員は皆んなとても良い人ばかり。

 

でも誰も何も言いませんでした。

 

そのことには何も反論はありません。

 

社長がそういう奴だということを良く知っているからでしょう。

 

でも私は社長のその心無い言葉に我慢が出来なかった。

 

腸が煮えくり返るとはこのことだと言わんばかりの怒りが込み上げてきました。

 

同僚をかばうとかそんな偉そうなことは何も考えていません。

 

この20年近くの間に我慢してきた社長の在り方に限界が来たんだと思います。

 

泣いている同僚の横で「今月いっぱいで退職させて頂きます!」と言ってやりました。

 

そのあと何を言ったか興奮していたしあまり覚えていないのですが、社長が私の言うこと言うことに全て反論した言葉は覚えています。

 

 

 

昨日、最後の仕事を終え、お世話になった皆さんに挨拶回りをし退職しました。


皆さんから頂いた大きな花束とそれぞれに頂いたメッセージカードを見たら、私でも皆さんには頑張ってきた姿を見ててもらえていたのかなという想いがして感謝の気持ちでいっぱいになりました。


 

帰宅までの道を歩きながらぼんやり思い出しました。

 

台風で土砂降りの中、風が強くて傘もさせず通勤した道。

大雪で数十センチも積もった雪の中を歩いて通勤した道。

真夏に紫外線対策をしながらうだるような暑さの中通勤した道。

 

もしまたここを歩くことがあったとしたらきっと思い出すんだろうな…と思いました。


 

でもそう思えた時はきっとあの時辞めていて良かったと思えるようになっていると思います。

 

 

 

「辛かったり苦しかったことを忘れるにはその想いをしていた時間と同じ時間がかかるんだよ」とずいぶん前に私の母が言ってた言葉が浮かびます。

 

その時間がどれだけかかるのか今の私には予想もつかないけれど、いつか忘れられて笑い飛ばせるくらいの思い出になる日が来ることを信じてこれからも頑張っていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

私にはこんなに私を大切にしてくれる2人の娘がそばにいてくれるんだから。