下の娘が最近親知らずが顔を出しとても痛がるようになりました。
歯医者に行くように言いましたが、怖い思い出がよみがえるらしく行こうとしません。
そして私もまた思い出しました…。
この子の乳歯の抜歯のことを…。
下の娘は生まれた時から大きく、周りの子より成長も早かったのですが、得したことも損したこともありました。
その成長の早さに損したことのひとつに乳歯の生え変りがありました。
まだ保育園児であった下の娘は乳歯が抜ける前に永久歯がどんどん生えてきてしまいました。
グラグラもしていない乳歯が永久歯の邪魔をしてしまい、そのままでは前歯の歯並びが悪くなってしまうと言われました。
歯医者には行ったこともない娘がいきなりの抜歯です。
可哀そうだけれど将来の歯並びには代えられないと、娘にある程度の説明をして乳歯を抜歯しに歯医者さん行くことにしました。
歯医者初経験だけに娘はキョトンとしていました。
これから恐ろしい想いをするとも思わずに…。
母親の私ももちろん治療台に横になる娘の横に呼ばれました。
麻酔の注射を見た娘は怯え始めます。
私はただ娘の手を握ってあげるだけしか出来ません。
「大丈夫だよ!ママいるから!」と呪文のように声に出していました。
でも多分、この呪文は母である自分へ向けて言っていたんです…。
麻酔の注射は負いさえつけるようにして何とか終了。
麻酔が効いてくるまでの間、抱っこしてたくさんたくさん褒めてあげました。
やっと泣き止んで落ち着いたところだったのに治療台に。
そりゃ嫌がりますよね…。
大好きなアンパンマンと一緒に頑張ってチャレンジする決心をつけるまで時間はかかりましたが歯科衛生士の方の力もあってもう一度診察台に横になりました。
母の手を痛いくらい強く握りしめて…。
そして抜歯が始まりました。
泣き叫ぶ娘、娘をあやす歯科衛生士さんと先生。
根っこがしっかりしていてなかなか抜けません。
出血もかなりしてきました。
だんだん娘の泣き声も大きくなります。
「ママー!ママーー!」と口をこじ開けられながら泣き叫びます。
「大丈夫!大丈夫!」
「頑張れ!頑張れ!」
とおそらくはかなり力が入った大きな声で私も叫んでいたんだと思います。
そのうち急にだんだん自分の血の気が引いていくことに気が付きました。
娘の手を握ったまま座り込み貧血で失神…。
情けなや~~~。
我が子の痛みには耐えられなかった母が気絶してしまいました…。
失神している間に娘の抜歯は終了。
脱脂綿をかみしめて母を心配する娘。
周りが見たら笑える光景だったかもしれません。
本当に恥ずかしい…。
自分の痛みには耐えられても、我が子の痛みには耐えられなかったという昔の思い出話です…。
母は強し!とあるべきなのでしょうが、こういう場合は情けないもので、耐えがたき分身の苦しみでした。
今では笑い話ですけどね!ハハハ…。
それからは病院のお世話になることもなく今やもう女子高生です!