テレビドラマから得られるもの
まず、聞き取り練習として利用価値があると思います。ドラマには、滑舌が悪い人もいれば、話し方に癖がある人や訛っている人なども登場します。日本人との接する機会が少ない学習者でも、ドラマを見させることによって聞き取り能力に柔軟性を持たせることが可能です。
次は、語彙能力強化としての価値です。ドラマの内容にもよりますが、俗語や流行語、方言や若者言葉などを学ぶことができます。これらは辞書に載っていないので、教師が語彙リストと訳を用意してあげることが望ましいです。
ドラマの内容によっては、日本の歴史、文化や社会を知ることもできます。
ドラマを使った自習の方法
まず、ドラマを最後まで、見ること。分からない言葉があっても、調べないで、ドラマの流れを、ぞれぞれ登場人物の人間関係、社会地位、出身地なども把握し、ドラマが終わったら、全部の流れはどのぐらい理解するか自分自身把握してください。この方法で、勉強につれ、自分の日本語能力が上がるのか分かってくると思います。すごし進歩しても、自分を励まして、自分を認めること。こうすると、やる気が出てきます。
次に、もう一回ドラマを見ていて、このとき、分からない単語が出てきたら、すぐに映像を止めて、辞書で調べると良いと思います。少し巻き戻して聞き直せば、その単語の意味も例文も身に付くはずです。そのため、ドラマを教材として利用する場合は、辞書とビデオ(DVD)が必要です。まだ、ノード(携帯に便利のサイズがよい)も用意してください。調べられた単語など、例文付きでメモしてください。日本語能力試験1級程度の能力があれば、たいていの単語は前後の文から推測できるようになるのですが、やはり誤解したまま記憶してしまうのは危険ですので、一時停止して辞書で調べる習慣を付けた方が良いと思います。こうして、自分の語彙能力が上がってくると思います。
最後、人間関係、社会地位など把握したうえで、登場人物はどうして、このときにこう言うのか、その人に対して、そう言うのか深く追求してください。自分に似ている役者のせりふ、またはこれから役に立つせりふをすぐ口から出せるように丸暗記してください。なぜならば、ドラマの中のせりふは間違いなく、日本人普段生活に使う、日本人に変だと思われない日本人の日本語だからです。丸暗記することによって、日本人の日本語を手に入れます。自分勝手に単語と文法との組み合わせより、レベルが全く違うと思います。
ドラマを自習教材として利用する場合の注意点
ドラマで使われる日本語は、文法的に正しくなかったり、俗語や専門用語が多かったり、本来とは異なる比喩的な意味で使われていたりと、教科書や教師が使う日本語とはずいぶん異なります。習った内容との違いで混乱してしまったり、誤った使い方で覚えてしまったり、一過性の流行語を覚えてしまったりします。
これらの点を十分ご注意を!