慶應義塾大学の商学部のB方式は数学が課されない、超文系向けの方式です。
語彙力強化はこれを毎日やれば大丈夫です。
しかし、数学を使わない方式な上に定員がとても少ないので倍率は毎年7〜8倍になっています。しかも、英語と地理の平均点を見ても7割前後と、かなり高めで、記念受験が多いわけではないこともわかります。
しかし、英語と地歴はかなり簡単な作りになっています。これはA方式受験者も同様の英語、地歴を課されるためで、基礎がきちんと出来ているかを試しているためです。よってB方式の合格者平均は英語は8割、地歴は9割前後はあるでしょう。
英語
英語の長文問題は読みやすく、選択肢に紛らわしいものもありません。英検準1級レベルの語彙力があれば十分だと思います。文法問題もなんとなくで答えられてしまうような問題が多く、文法書を1冊やっておくくらいで良いはずです。
厄介なのが記述問題です。記述といっても単語を入れていくだけなのですが、文章が非常に読みにくく、単語の名詞形を完璧に覚えておく必要があります。語形変化問題も文法力が求められます。ここの配点が恐らく高めに設定されているので過去問でとにかく対策しておきましょう。
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文法、名詞形の対策はこれ一冊で十分です。
後ろの方に載っている単語の名詞形は全て覚えておきましょう。
地歴
地歴はとにかく基礎を固めましょう。教科書を何周もするのがベストです。難問対策として、日本史、世界史受験者は法学部の問題もやっておくのがオススメです。時々法学部の過去問がでてきます。用語集は当然読み込んでおきましょう。ほとんど全ての問題が用語集から出題されています。
地理は難しく、得点調整で加点されやすいらしいです。しかし、地理選択だとこの学部しか受けられないため、あまりオススメしません。
論文テスト
一番厄介なのが論文テストです。何がでてくるか予想ができませんし、数学が嫌いな人だと数学を使う問題だと得点率3割とかもありえます。
形式としては、2〜3題の大問があり、その内1〜2つが数学力を問うもので、1つは常識や日本語の語彙力を問うものになっています。
数学ができない人は数学を使わない大問で点数を稼ぐのもアリですが、配点は恐らく低めです。(簡単だから)
対策としては、確率や命題などの確認はしておきましょう。別に問題を解く必要はありませんが、内容の理解はしておきましょう。
経済学の予習をしておくと問題文が読みやすくなるかもしれません。
数学を使わない大問の対策としては国語の現代文もやっておきましょう。
2018年度は数学まみれだったので翌年の志願者は300人ほど減りました。しかし、2019年度は数学系の大問が一切出なかったので恐らく来年は志願者数が激増します。また、数学系の大問が復活することも予想できます。よって、十分な対策が必要になるでしょう。
2016: 数学系の大問あり
2017: 数学系の大問無し (易化)
2018: 数学系の大問あり (激難化)
2019: 数学系の大問無し (激易化)
2020: ???







