まだ入塾して間もない生徒が、机の上に消しカスを残して帰ったり、プリント類を整理しないまま帰ったりすることがある。
「こらー。消しゴムのカスをきちんと捨てなさい。」って怒りたくなってしまう。
しかし、授業の最初や帰り間際に「次の人が勉強しやすいように机の上をきれいにして帰りなさい」言っただろうか。
「消しカスを捨てて帰る」=当たり前 という感覚は大人の勝手な考えであるのかもしれない。
当たり前だから言わなくてもわかる。じゃなくて、当たり前にしないといけないことを何回も指導していくことが大切なんだと思う。
指導していくときになるべく、「理由」を付けて言うようにしている。
「ていねいな字で書きなさい!」って言われて、あまのじゃく的に考えたら「え?なんで字をていねいにかかないといけないの?」と思ってしまう。
だから「計算ミスを減らすために、きれいじゃなくていいから丁寧な字で書きなさい」と「理由」をつけるようにしている。
もちろん1回じゃなかなか通じないから、何度も何度も来るたび来るたびに根気強く。
当たり前のことが当たり前にできるように。