今日は、日商簿記2級に必須の減価償却・定率法について
基礎知識の解説をいたしました。
ここ最近の日商簿記1級は、
収益認識基準の出題がスタンダードとなっています。
去年の簿記論で工事契約が出たため、
ひょっとしたら今年の6月あたり、
工事契約があぶないかな~、と思って
直前のYouTubeで工事契約をかんたんに
解説したら、「受注ソフトウェア」という
形に少し変えて、工事契約に準じた収益認識の
問題が出ましたね。
進捗率に応じて売り上げを計上する計算ですが、
売上高・売上原価・損失引当金の3点セットという
典型的な聞かれ方をしています。
柴山式で行けば、ミニ例題レベルの
工事契約の問題をしっかりとマスターしていれば、
対応可能な標準レベルでした。
ここで、会計学の理論的な話として、
受注ソフトウェアの売上は工事契約に準じて
算定する、という知識を持っていることが
求められますが、万が一そのような知識がなくても、
問題文の指示を忠実に守れば、答えが導けるように
なっているので、その意味では親切な問題だったと
いえるでしょう。
ただし、その場合には、堅めの問題の文章を
正しく読んで趣旨を理解するだけの読解力が
問われます。
日商簿記1級の問題に迅速に対応するには、
日頃から堅い文章に慣れて、国語の読解力を
少しでも磨いておく必要があります。
普段から、日経新聞を読んだり、
会社の決算記事を読んだり、あるいは
経済小説やビジネス系の本を読むなどして、
会計・経済に関するやや高度な文章に
触れておくことも有用ですね。
いずれにせよ、今回の収益認識は、
返品権付き販売も受注ソフトも、
全く手が出ない難問というほどではなく、
普段の学習努力が反映されやすい標準的な
難易度だったと思います。
これから1級を目指す方はもちろん、
収益認識に関するトレーニングとしても、
第164回日商簿記1級・商業簿記の
問題は、良い教材になると思います。