つい最近、柴山式簿記1級講座の受講生様から
うれしい合格報告をいただきました。
そこで、東京商工会議所のサイトで
第165回の合格率をチェックしたところ、
なんと23区では17.6%という近年では
見られない高さでした。
しかし、私の記憶では商業簿記がなかなかの難しさだったので、
かなり苦戦された方も多いのではないかと思っていたので、
ちょっと意外な感じがしました。
ただ、商業簿記の出来にめげずに、
ここで足切りを避けてから、
メンタルを立て直しつつ会計学をうまく乗り切って、
工簿原計で40点台を取ることで、
たしかに計算上は70点以上を取ることは可能といえます。
とはいえ、しょっぱなの商簿でガツンとショックを受ける方も
多いと思われますので、あきらめない気持ちが強い方にとって
合格の扉が開かれる回だったのかな、と思います。
しかし、私のこれまでの指導経験からすると、
この水準の合格率は、むしろウェルカムだと思っています。
さすがに20%を超えてくると少し考えさせられますが、
平均して15%前後で推移するくらいが日商簿記1級として
ちょうどよい難易度ではないかと考えています。
この意味で、2023年のここまでの発表によると、
1級16%、2級33%と3級46%(第164回)あたりの
バランスは、理想的な感じだと思いますので、
これから、このレンジで3級・2級・1級の学習者の
モチベ―ションが高まるような状況になっていただけると
嬉しいですね。
第166回以降の合格率がどうなるか、
今後を見守っていきましょう!