去る令和5年8月8日に実施された税理士簿記論につきまして、
大まかな論点の紹介と、第1問 問1 特殊仕訳帳を
テーマとした問題の解説をいたしました。
全体として50点台後半~60点くらいはひとつの
分岐点となるのかなあ、と推測しています。
おそらく、現在の簿記資格試験においては、
受験対策として特殊仕訳帳を勉強する機会が
皆無に近いのではないかと想像していますので、
第1問 問1で「特殊仕訳帳」「精算勘定」という
用語を見た瞬間に頭が真っ白になった方も
少なからずいらっしゃったのではないでしょうか。
しかし、問題文を丁寧に読んで指示に従うことで、
その本質はかんたんな集計と決算整理前残高試算表の
科目残高を求めるシンプルな構造であることに気づきますので、
ある程度の対処はその場でできたかな、とも思います。
見慣れない用語が出てもパニックにならずに
できる所から解くというシミュレーションにもなるので、
これから簿記論にチャレンジされる方は、ぜひぜひご参考になさってみてください。