2022年11月11日の日経朝刊1面です。
日経一面は、同社がその日最も伝えたいと考えている、
日本経済全体に影響を及ぼすと思われるニュースを
特にピックアップしているので、日本経済を担う
リーダーとしては、まいにち見出しだけでも
チェックしておきたいですね。
※見出しだけでもまいにち定点観測すると、
経済センスがグーンとアップしますよ~(笑)
さて、この日のテーマで私が選んだのが
「アメリカの物価上昇で円高に?」という
おはなしです。
物価上昇率と為替レートの関係性については、
「購買力平価説」という経済理論があるのですが、
今回はそのようなお話は抜きにして、
物価上昇率の「期待値」と「実績」のギャップから
金利観測が影響を受け、それによって
ドル安がすすみましたな~、というおはなしです。
整理しますと。。。
1.アメリカの物価上昇率が7.7%と発表された
↓
2.事前の期待(7.9%)よりも低いじゃん!となった
↓
3.こりゃー金利上昇はいっぷくするかもね、と予想した
↓
4.それじゃ、とりまドル売っとく??的なノリ
↓
5.円が146円から141円に5円も円高!!(スゲエ!)
ちょっとファンキーに書くと、こんな感じでしょうか。
じっさい、11月10日のドル円チャートを見ると、
すごい動きをしてます。
始値(はじめね)146.44円
高値(たかね) 146.59円
安値(やすね) 140.19円!!!!!!!
終値(おわりね)14.095円
FXを個人でおやりになっている方も昨今増えているので、
そんな方たちならば、一日で5円ブレることの恐ろしさを
経験で体感されているのではないでしょうか((((;゚Д゚))))
物価上昇率の観測から、
金利の動向に関する意識の変化につながり、
ドル円など為替レートが大きく
影響を受けるという、
一連の経済の流れを読む良いケーススタディーになりましたね。
なお、会計知識との関係で行きますと、
円安(外貨高)は、たとえば
外貨建て資産である売掛金の円が増額して嬉しい半面、
外貨建て負債である買掛金の円が増えて迷惑なことになります。
円高(外貨安)は反対で、たとえば
外貨建て資産である売掛金の円が減って悲しい半面、
外貨建て負債である買掛金の円が減ってうれしい!という
ことになります。
以上、物価上昇率の期待ギャップから生じる為替相場への
影響に関わる時事ニュースと経済・会計のお話でした~。
追伸:
コメント欄を見ると、「柴山先生の時事ネタと会計の話、
面白いのでもっと聞きたいです!」という嬉しいお声が
さいきん増えています。
ありがたいことですね~。