【第71回・税理士簿記論でも出題】個人事業の資本振替に係る処理 | 会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

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決算手続には2種類あり、

ひとつは決算整理手続、

もうひとつは決算振替手続である

というのは、簿記学習の初期に習う

基本的な知識ですね。

 

そして、決算手続の後半に行われる

決算振替仕訳は、

収益・費用の諸勘定を損益勘定に

集約させる損益勘定への振替仕訳と、

損益勘定の貸借差額である純損益を

資本へと振り替える仕訳の前半後半に

分けられます。

 

今回のテーマは、決算振替の後半である

純損益の資本への振替です。

 

いまの日商簿記の出題範囲では、

日商簿記3級でも株式会社を想定しますので、

繰越利益剰余金への振替を想定して学びます。

 

これが以前の3級ですと、

個人事業を前提としていますので、

資本金に純損益を加算する方法をとります。

 

なので、現在の日商簿記検定3級を

学んだ方にとっては、

資本金への純損益の振替は馴染みが薄いのでは

ないかと思います。

 

いっぽうで、令和3年(第71回)の税理士簿記論で

資本金への純損益の振替が問われている箇所もあり、

人によっては完全にノーマークとは行かない状況とも

いえますね。

 

というわけで、教養的な意味も含めて、

今日の動画では資本金への振替を前提とした

個人事業向けの簿記知識について

解説してみました。