合格レベルに到達できる方と
そうでない方の大きな違いの一つに、
「個別問題(部品)と総合問題(組み立て)」
をリンクしてみているか、別物としてみているか、
というパラダイムの違いがあります。
これはどういうことかというと、
「個別問題の練習は個別問題の勉強」として取り組み、
総合問題に取り組んだときは、まったく頭を切り離して
「総合問題の練習として」取り組んでいるケースが8割で、
その場合、なかなか個別スキルと実践への応用が結び付かない
のですね。
潜在意識の中で、
ミニ例題(個別)と過去問(総合)を
別の世界のものとして脳内で取り扱ってしまうことが
習慣化しているわけです。
そうなると、いつまでたっても応用力がつかないな~、
なんて愚痴が出てしまうのですね。
これは経営コンサルティングのスキルなんかもそうで、
せっかくセミナーや講座や書籍で経営戦略やコンサルスキルを
学んでも、へたでもいいからすぐにその知識を使ってみる、
という発想が希薄なものですから、いつも「いい話聞いたね~」
なんてレベル1のうけっぱ状態が無限に繰り返されてしまうわけです。
どうせ最初は失敗するのですから、
とっとと10回くらい失敗してみればいいのに、
それを億劫がる(易経で「吝(りん)」といいます)のが
人の性というものですね。
簿記検定に話を戻しますと、
とにかく個別問題と総合問題の愚直ないったりきたりを
何度も何度も何度も何度も繰り返すことでしか、
「本物の応用力」は身につきません。
ときどき、「ミニ例題を○回(5回以上など)やったのですが、
過去問が解けません!」とお悩みの方がいらっしゃいますが、
こういった方は、無意識のうちに「個別と総合を別物」として
考えているため、せっかく努力をしても、
それがかなり減損していると考えられます。
今日の動画は、柴山式のじっさいのミニ例題と157回の1級商簿の
「資産除去債務や海外輸出売上などのケース」を題材として、
ミニ例題の知識でじゅうぶんに過去問で合格レベルを狙えるだけの
実力が養成できるんだな、ということをイメージしていただけるような
お話をいたしました。