4月23日の日経14面(投資情報欄)より、
時事ニュースを題材にした会計知識のレッスンです。
22日にアステラス製薬が発表したところによりますと、
遺伝子薬の開発などに遅れが出ている、ということで、
2022年3月期の決算で減損損失500億円が計上される、
と予想されています。
決算発表は明日27日の予定とのことですので、
この動画を見たあとに決算発表をチェックする、
という楽しみ方もありますね~。
なお、第3四半期(今年の2月)時点での業績予測は、
売上収益1兆3230億円
営業利益 2180億円
税引き前利益2160億円
です。
もしも、そのままストレートに
減損損失を500億円差し引くと、
予測数値は次のように変わります。
売上収益1兆3230億円
営業利益 1680億円
税引き前利益1660億円
あれれ?
営業利益が下がっているぞ~?
柴山先生、それって計算間違いじゃないっすか?
みたいなツッコミが入るかもしれませんね。
しかし、アステラス製薬は
国際会計基準(IFRS)を採用していますので、
じつはここでの減損損失は販売費及び一般管理費に
含まれてしまったりするんですね~。
日本基準の日商簿記1級との違いと考えられます。
日本基準では減損損失は原則として「特別損失」に計上されるので、
営業利益には影響しない、というのが日本ルール。
このあたりの違いを知るだけでも、
なんか会計を勉強したぞ!!!!
っていう気になっていただけたら嬉しいです。
こういったお話も含めて、
動画ではいろいろなお話をしているので、
よかったら見てやってくださいませ。