★★企業倒産件数が24年ぶりに1万件を下回る(日経15*
2014年の企業の倒産件数が1万件より低くなる見通しで
あることがわかりました。
東京商工リサーチの集計結果によりますと、
2014年1月~11月の倒産件数が9045件だったそうです。
12月分はまだ集計中だそうですが、おそらく700件前後
であろうと予想されており、ほぼ1万件にはとどかないと
考えられます。
2013年の倒産数は10,855件だったので、約1割の減少が
見込まれています。
1990年の6,468件以来、
なりそうです。
倒産件数が減少した背景には、借入金利の低下と
銀行の中小企業向け融資の伸びがあります。
日銀の調査によると、中小企業向けの融資が2014年10月
までで16カ月連続で増加しています。
また、長期金利が過去最低の0.3%台前半と超低水準に
あることも、企業の利払い負担の軽減につながっています。
なお、いっぽうで不安材料もあります。
2014年には120円台まで下落した円安が、燃料費高騰などの
コストアップにもつながるため、業種によっては
業績への大きなダメージも否定できません。
また、構造的な問題として、
資金繰りは問題ないが、
後継者がいないために
休廃業しなければならない中小企業が
後を絶ちない、という状況があります。
休廃業は倒産件数には入らないので、
目に見えない問題になっていますね。
なお、会計処理については、
いくつかのパターンがあります。
得意先が倒産などにより売掛金の回収に
問題が生じた場合に、次のような
ルールに従って処理します。
1.売掛金(または受取手形など)が貸し倒れたとき。(一般論)
(借)貸倒損失100 (貸)売 掛 金100
***(P/L費用)******(B/S資産)**
このように、基本形としては、貸倒損失という損益計算書
上の費用が発生します。
通常は、「販売活動から生じる費用」なので、
販売費および一般管理費のうち「販売費」グループに属します。
2.前期に発生した売掛金が当期に貸し倒れたとき。
(※貸倒引当金を前期の決算で設定済みの場合)
(借)貸倒引当金100 (貸)売 掛 金100
***(B/S資産)******(B/S資産)**
すでに、前期の決算で、前期末に存在する売掛金などの
金銭債権の一部を切り捨て(貸倒引当金という売掛金などの
マイナスを表す勘定科目(評価勘定という)を設定)、
同時に貸倒損失の見込み額を費用計上しています
(P/Lの勘定科目名は「貸倒引当金繰入額」)。
よって、それが当期に貸し倒れても、再度
費用(貸倒損失)を計上できません。
費用の二重計上になるからです。
そこで、前期末の決算で設定した貸方(右側)の
「貸倒引当金」を借方に書いて消します(戻し入れ)。
3.当期に発生した売掛金が当期に貸し倒れたとき。
(借)貸倒損失100 (貸)売 掛 金100
***(P/L費用)******(B/S資産)**
前期末には存在しなかったので、前期の決算において
貸倒引当金の設定対象にはなっていません。
したがって、当期発生した売掛金の貸倒れ額については、
当期初めて費用が発生したと考えます。
以上は、日商簿記検定3級の知識です。
わりと、日商簿記3級もあなどれないですね~。
ご参考になさってください!
柴山政行