年末ジャンボ宝くじに長蛇の列(時事通信14*11*21*08:33) | 会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

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年末ジャンボ宝くじに長蛇の列(時事通信14*11*21*08:33)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141121-00000000-jijp-soci.view-000

年末ジャンボくじの発売が21日に始まったそうです。

今回は、1等が5億円だそうで、
どんどん金額が膨らんでいる印象です。

昔と比べて、20年くらい物価はかわらないデフレ状態なのに、
宝くじだけは当選金がインフレ気味ですね。


夢の付加価値に「ブラックマンデー」はないようです。


さて、多くの方が並んででもほしい!と思ってしまう
宝くじ、その魅力の一つは、当選金に税金がかからない、
という点もあるかもしれません。

同じ当選金でも、競馬の当たり券にはきっちり税金が
かかりますから、「なんで???」という疑問がわいてくるのが
普通の感覚でしょう。


そこで宝くじと馬券をしみじみと見比べてみるのですが、
課税か非課税かの違いについて、どこにも理由の説明がなく、
表面上はまったくわかりません。


そこで、裏の顔、つまりそれぞれのギャンブル(?)における
売上金の使い道に目を向けてみる必要がでてきます。


まずは宝くじですが、宝くじの売上については、
ホームページでも内訳の概要を明らかにしています。

http://www.takarakuji-official.jp/educate/about/proceeds/index.html
(宝くじについて 収益金の使い道と社会貢献広報)

これによると、次の通りです。

○都道県や指定都市などに納められ、公共事業等に使用…40.2%
○ 社会貢献広報費…1.2%
○印刷経費、手数料などのコスト…11.7%
○当選金としての払い戻し…46.9%


宝くじ100円につき、
40円ちょっとが税金として払っているようなものです。
コストが10%ちょっと、
当たりくじの支払いが47%ちかくということです。

これはこれで違った観点からのツッコミも
入れられるのですが、ここでは税金の話に絞ります。


以上でわかる通り、
すでに宝くじを買った瞬間から40%もの納税を
しているようなものですから、
これで当選金にもさらに課税されたら、
二重課税になるでしょ????
というお話なのですね。

だから、「購入時にすでに税金を払ってもらっているので、
当選金にはかかりませんよ~」という結論になります。


いっぽう、競馬の売上代金のつかいみちですが、
たとえば次のサイトに「国庫納付金」という用語の説明があります。

http://www.jra.go.jp/kouza/yougo/w414.html

これによると、JRAでは100円あたり10円が国庫に
納付されているそうです。

さらに、事業運営の結果として利益が出ると、その半分がさらに
国庫に納付され、これを第2国庫納付金と呼ぶそうです。

これらの国庫納付金は国の一般財源に繰り入れられます。

というわけで、馬券を買うと、100円当たり10円が
少なくとも税金となっています。
利益が出るとその割合は上昇しますが、
宝くじの40%よりは低いでしょ?だから課税ですよ~
みたいな感じでしょうか。

なんとなく、馬券を買っている方にとっては
ちょっと納得しがたいところがあるかもしれませんが、
いま知りうる情報では、だいたいこんなところのようです。


つまり、冒頭の時事ニュースに戻ると、
表面上は宝くじを購入しているのですが、
じつは「税金を喜んで払うために長時間並んでいる?」
ということもできるのです。
なんだか皮肉な話ですが…

で、これは財政政策に応用できないかな、と
思うわけです。

これは思考の遊びですが、
たとえば消費税を5%上げて10兆円の税収を
確保したいのなら、
消費増税をやめて、
かわりに「スペシャル宝くじ(実は税金)」を作り、
収益金の40~50%を配当とし、10%は諸経費とし、
50%を税金として天引きする、というのはいかがでしょうか。


10兆円の宝くじ税がほしいなら、
たとえば月に2兆円ずつ、年間24兆円発行します。

そのうち12兆円くらいを毎月1兆円ずつ
配当として納税者に与えればどうっすか?

たとえば、平成24年度の実績でみると
当選金はたかだか4284億円です。

しかし、宝くじ税は、なんと毎月1兆円ですよ!
年間12兆円も還元!

すごいじゃないですか。

わたしなら、2000万円と1000万円の当たりくじを
増やします。
1億円は2000本くらいで、これで2000億円、
残り8000億円につき、
2000万円の当たりを2万本で4000億円、
1000万円の当たりを4万本で4000億円に
します。

こうなれば、毎月、なんと6万1000人が
1000万円以上の当たりくじを引きます。
そのうち、1000人は毎月1億円当たります。

これだけ毎月当たれば、近所の知り合いや親せきが
ちょこちょこ万馬券クラスの当選をすると思いませんか?

「ねえねえ、おとなりのアパートの○○さん、
2000万円の宝くじ税の払い戻しがあった
らしいわよ!」
「ええ!あそこ、去年は1億円あてたじゃない!!
ついてるわね~」

なんて会話が巷から聞こえてきそうです。

こうなれば、消費増税なんかしなくても、
みなさん喜んで宝くじ税を買うだろうし、
また、それで年間24兆円も動けば、
これはトヨタの連結売上規模ですから、
そこにビジネスが生まれ、雇用も
何万人単位で生まれる気がするのですが…


いかがでしょう。「宝くじ税」構想。


そんなことを、今朝のニュースで考えてみました。


柴山政行