どのレベルの資格試験であっても、
「テキストの練習問題と、本番で出るような総合問題の
あいだには大きなレベルの違いがあって大変!」
と感じる人が多いです。
よくあるケースとして、
「ひととおり全体を通して学習し、それなりに復習も
したはずなのに、本試験レベルの総合問題を見たら、
ぜんぜん歯が立たずにショック!」
という状況があります。
それはなぜかというと、本試験では
「抜き打ちで、ある論点を思い出す」
という作業が必要だからです。
普段の勉強では「さあ、商品売買の第○○問を解くぞ!」
みたいに、あらかじめ取り組むテーマがわかっています。
それならば、何が必要かは事前にわかるため、
精神的に安心して勉強できますね。
しかし、本試験では、それこそ全範囲のなかから、
試験開始の合図があるまで、どこがでるかまったく
検討が付きません。
そこで、ぱっと問題文をみて、わずか数分で
「ああ、あの論点のあそこの処理だな!」
と自力で的確に、その問題文が聞いているポイントを
「読解してあげる」という作業がはいるのです。
この読解作業の有無が、ひとつに個別練習と
総合練習の大きな違いです。
この点、いつも総合問題をひとつのおおきな
かたまりとしてみているひと(これが大部分ですが)は、
毎回、その総合問題をとこうとするときに、
いつもぜんたいとしていてしまいますから、
どこから手を付けていいのか、いったいこの文章が
何を求めているのか、ピンと来ないのでイライラ
してしまい、いやになってくるのですね。
そこで、お勧めしたいのが、柴山が会計士の受験生時代に
実践していた「過去問、論点こまぎれ思考法」です。
総合問題と言っても、つきつめると「個別論点のよせあつめ」
にすぎません。それらをテーマの塊ごとに切り離せば、
各回をまたいだ「論点ごとのマイ問題集」ができあがりますし、
そこまでしなくても、まずは普段の学習で、問題文を段落ごと
とかテーマの塊ごとに四角でかこってA、B、C…の
ように記号化することで、かなり客観的に「できるところ」と
「できないところ」が仕分けられます。
さらに、柴山の場合、各ブロック内の文章の数を数え、
それらに番号を付けます(A1:ブロックAの1番目の文章…)。
そうしてみると、動画の中でもお話していますが、
たとえば第120回の工業簿記の問題文(テーマ:
工程別標準原価計算)などは、AからDまで4つのブロック、
合計で20個の文章(または表)に分けて吟味できます。
そして、ひとつひとつの文章につき、「ここはOK!ここは不明!」
みたいに丁寧につぶしていけば、「やっぱり理解できないと
先に行けな~い!」という慎重派の方も、今の自分の理解度が
確認できるので、ブロック化しないときよりは安心して学習を
すすめられるのではないでしょうか。
これは、過去問の学習に限らず、テキストのインプット、さらには
仕事の資料の共通理解を図るときなどに応用できる、
なかなか優れもののノウハウですよ~。
よろしかったらご活用ください。
柴山政行