今週は、コーチングに関する仕事が多かったです。
コーチングの効果は、対象が組織のトップに近いほど
大きくなります。
その人のマネージメント能力とリーダーシップ力の向上が
与える影響力という点では、やはり社長が一番ですからね。
とはいえ、課長職以上の方がコーチング力を
身につけることで、そのグループの生産性がググッと
アップしますので、管理職へのコーチングも十分に
組織の役に立ちます。
その効果が出始めると、影響は月額にして数百万円規模~数千万円を
下りませんから、取り組んでみて損はないですね。
ここで、マネージャークラス(多くの中間管理職の方)が
考えるべき「マネジメント」と、組織のトップに近付くほど
重要になる「リーダーシップ」には、
本質的な違いがあります。
未来の変革を目指すのがリーダーであり、
時には革命をも辞さない行動をとる必要があります。
これに対し、現状の体制を前提として、
その中で手持ちのリソース(資源)をやりくりして
最大限に活用するのがマネージャーの役割です。
このようなマネージャーの第一義的な使命を忘れがちな
管理者の方がいるとしたら、それは組織のトップにとって
望ましい状態ではないですね。
マネージメントは地道で面倒なことかもしれませんが、
だからこそやりがいがあるとも言えます。
この機会に、マネジメントとリーダーシップ
の違いについて、ご自身の職場に当てはめてじっくり
考えてみてはいかがでしょうか。
柴山政行