易経における64の卦(か)の筆頭にある「乾為天」という卦は、
もっとも重要な概念を多々含んでおり、まずは他のいずれの卦にも
優先してじっくりと学ぶ必要があるのだと思います。
世の中に恵みの雨をもたらす「龍」の成長を6つの時(ステップ)
に分けて解説する「乾為天」、そうとう奥が深いです。
企業の栄枯盛衰、ある人物の成長プロセス、世の中の移り変わりなど、
示唆・応用の範囲がこれほど多い教えも珍しいでしょう。
3000年からの歴史があると言われる所以です。
今回は、この乾為天に関連してそこで取り上げられている「利」という概念と、
簿記会計における現代的な意味としての「利益」との
微妙な意味の違いを、柴山なりの解釈でお話ししてみました。
中国の古典に置いて、
「利」という言葉は、「義」と対になって語られることがあります。
これは、現代を生きる経営者の方には特に知っていただきたい
深い話だと思いますので、ぜひこの機会に「利」と「義」の関係を
吟味なさってみてください。
柴山政行