これまでも、いろいろなところで話したり書いたりしてきたこと
ですが、大学4年生までは「簿記の『簿』の字」も知りません
でした。
大学1年か2年の時にとった簿記入門の授業も、
ほとんど授業に出ていないくせにかんたんなレポート写し
だけでC評価をえたぐらいで、その当時、借方とか貸方という
言葉の意味さえろくに理解していなかったのです。
もともとは中学の時にちょっと英語が得意だったので、
将来は英語を使った仕事をしたいなあ、
できれば東京外語大かICUか上智の英語科・英文科あたり
に行ってもっと英語を勉強したいなあ、と
漠然と考えていたくらいです。
しかし、高校に入って英語の成績が中の上程度に
埋没するようになって、急速に学習意欲が下がったんですね。
英語を嫌いにした犯人は「英文法」と「英単語の暗記」でした。
わたしはもともと「口で話して」覚えるタイプなので、
カセットテープでも人相手でもいいからともかく
英語を話しまくって、話せるようになって面白いと
感じるのがいちばんの上達の近道と思っていたのですが、
高校で待っていたのは英文法と使えるかどうかもわからない
小難しい英単語の羅列と暗記の日々…。
なので、英検2級を高2のときに取ったところで
ほぼ成長が止まりました。
入ったのが埼玉大学の経済学部ですが、これまた
高校の先生との相性が悪くて嫌になった数学がないから
入ったという情けない理由ですから…。
(数学は、公認会計士試験の経済学で必要だったので、むしろ
大学卒業後の方が真剣に勉強しましたよ、偏微分とか対数とか…)
いずれにせよ大学入学当時はまったく数字と縁がなかったのです。
そんなわたしが今では数字を扱って会計の専門家として
仕事している…
人間の適正なんてわからないものです。
つまり、それは今このメルマガをお読み下さっている
あなたにも言えることなのですね。
今思っていることがあなたのベストのフィールドであるか
どうかは、さらに数年~十数年たってみないとわからない。
しかし一つ言えることは、
「会計専門家になるために、特別な才能など何一ついらない」
ということです。
これは、わが身をもって確認していますので、自信をもって
いえます。
言葉を変えるならば、「人が遊んでいる時に少しずつ会計の
勉強を積み上げる熱意さえあれば、誰でも会計専門家に
なれる」
ということですね。
日本に存在する三百万もの法人は、すべてその活動を
会計手続を経て貨幣単位で測定・処理され、表示されています。
そこには、かならず複式簿記の原理が関係してくるのです。
つまり、簿記会計ほど、わたしたちの社会活動に密着している
ものは、「日本語という言語」以外には考えられないほど
身近なのですね。
そのような社会生活に必須の知識を高めることが、みなさんの
社会生活に大きな恩恵とならないわけがない。
だから、わたしはいま、1級レベルの知識・見識を持った
社会人をたくさん生みだしたいと思っています。
2級レベルはすでに、「会計以外の職」では
知的インフラとさえ思っています。
町に電気や水道が敷いてあって当然、という感覚で、
「会計の専門家でなくても、2級レベルは知っていて当然」
の認識です。
そうなれば、日本人の平均的な会計・経済リテラシーが格段に
高まり、GDPが大幅アップすると真に思っています。
3級はおおむね50時間、
2級なんて、100時間も勉強すればだれでも合格の芽が
出てくるんです。
1日1時間学習すれば3級なら1.5ヵ月、
2級なら3ヵ月ですね。
ここは誰でも通過できます。
しかし、出来なくて困っている人も大勢います。
だから、そういった悩める会計学習者を一人でも多く助けたい。
会計の専門知識を知ることで、今までわたしはどれくらい
社会貢献できて充実していたことか…。
会計士の言葉一つで、その会社のキャッシュが数千万円単位、
へたをすると億の単位で変わるんです。
すごい影響力ですよね。
会計の力ってそういうもんです。
「てこの原理」がはたらくものすごい知的武器なんです。
1級レベルはもっと社会貢献の輪が広がります。
簿記会計のスキルなら、USCPAをも超えます。
なぜなら、以前の話で、日本の監査法人で勤めていた
USCPAの方が、所内で資格手当を上げるために
日商1級の受験勉強をしていたくらいですから…。
簿記を知らなくても決算書は読めますが、
やはり簿記を知っていた方が圧倒的に決算書の理解力は
高いです。
したがいまして、今後は、「すべての社会人に複式簿記を」
をスローガンに、柴山式簿記マスター術をひとりでも
多くのビジネスパーソン・社会人・学生に広めるため、
より教育に力を入れていこうと思っています。
2級レベルの知識は「社会人の知的インフラとして知っていて当然」
1級レベルの知識は「日本経済の発展に大きく貢献できる知的武装」
このような信念を新たに、みなさまの会計スキルアップに
日々役立ちたいと、心を新たにしました。
これから会計知識を高めたい方、日経新聞の経済記事をもっと
読めるようになりたい方、そのための簿記知識の学習法を
どんどん相談してください。
お待ちしております。
柴山政行