本日のメルマガです「目の前の「事実」に色はない。自分の「色眼鏡」が苦手意識を作る。」 | 会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

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たとえば、日商簿記1級や2級の学習をする前に、ときどき受ける相談が
「工業簿記(原価計算)が苦手なんです~」
というのがあります。

3級では商業簿記しか勉強しませんし、工業簿記というと工場の中の
イメージが強くて、とっつきにくいという先入観が生じやすいのですね。


話は変わりますが、
他人との関係で、「ああ、Aさんはこういう人だな」みたいに、
相手に対する印象や先入観をもって分類することがありますね。

こういうのをラベリングといいます。
ラベリングは必ずしも悪いわけではなくて、効率よく対人関係を維持するためには、
時として非常に便利ですね。

しかし、ラベリングがいきすぎてしまい、いつもそればかりいたよって
しまうと、硬直的なものの見方しかできなくなります。
ましてや、神ならぬ自分の印象なんて、その人の全部を正確にあらわしているなど
到底考えられません。

ここに、人間関係でぎくしゃくする要因の一つがあります。

じゃあどうするか。
いったんラベリングをしたら、それを定期的に、あるいは必要に応じて
張り替えればいいんです。

その人の新しい一面、意外な一面に触れたら喜びましょう。

そうすると、長い付き合いでも、常に新鮮な気持ちを保ちながら
人間関係を継続することができます。

さて、話を冒頭に戻します。

工業簿記に対する先入観、イメージは人さまざまです。

それが、「食わず嫌い」の苦手意識につながることは往々にしていありますね。

また、最初はそんなに嫌いじゃなかったのに、途中のある時点で
苦手意識が芽生えてくる、ということもあります。

多くの場合、それは、すぐに理解できずに苦労したテーマ、
なんど解いても解けない問題にあたったときがきっかけになりやすいです。

そんなとき、「ここがわからないから嫌だ」とか、
「この計算が面倒で嫌だ」みたいに、

「不足・不満」からくるマイナス色の印象が、その論点とあなたの距離を
遠ざけている可能性が高いです。


かなり単純なテクニックですが、

「ここがわからないから嫌」を、
「なんだ、ここさえクリアーすればOKじゃん。
越えるべき壁が分かってラッキー♪」
のように、

「快適な状態につながるキーポイントを見つけた!」といった感じの
充足すべきプラス要因と考えれば、ぜんぜん気分が違ってきます。

「この計算が面倒」という場合には、
さらにその計算の中身を3つか4つくらいのパートに分けてみてください。

そうすると、個々の部品はあんがいなんてことなくて、
その中の一つだけが引っ掛かる要因だったりします。

そして、このように小さな部品にしていくほど、
一見難しいと思えてきた問題がじつは意外に手が届くことがわかり、
精神衛生上、とてもいい状態に転化できます。


ともあれ、その「苦手意識」に対する先入観をいったん横に置いて、
快適な状態へのキーポイントと考え直すか、
その問題をさらに小口化して分解し、手に届く範囲にかみくだいしてしまうかで、
かなり無理難題と思えた事象が解決可能となります。

つまり、目の前の事象は無色透明であり、それを難しいと感じさせるかどうかは、
すべてそれを見ている自分自身の受け止め方にかかわっているのですね。


事象は無色、苦手意識は色眼鏡がつくりあげる虚像であることを、
ぜひこの機会にご理解いただき、今日これからの会計学習に役立てていただけたら
と思います。


柴山政行