lesson.35
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○ 元手の引き出し取引(引出金)
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経費の支払いといえば、普通、お店の営業活動に必要なものに限られます。
その場合の仕訳は、だいたい次のようになります。
(借)○ ○ 費 ×× (貸)現 金 ××
★ しかし、商売とは関係のない、店主の個人的な生活費の負担などのために
お店のお金を持ち出すこともあります。
例: 店主の家計費、生命保険料、自宅の家賃など
★ このような場合は、「○○費」という勘定科目を使わず、
1.「資本金」をマイナスする(借方記入)処理をします。
2. または、「引出金」勘定(資本をマイナスする勘定科目)を用いて、
処理します。(「引出金」= 資本勘定 )
<仕訳例: 店主の個人的支出のための支払い(当座預金から引出し)>
1.(借)資 本 金 ×× (貸)当 座 預 金 ××
2.(借)引 出 金 ×× (貸)当 座 預 金 ××
(※ どちらの勘定科目を使用するかは、問題文より判断する。)
(次の記事で、練習問題を解いてみましょう)