# 要素マトリクスの作成

 

## 要素マトリクスの作成

 ここまで来ると中々ヘビーな仕事になる。『独学大全』(読書猿、ダイヤモンド社)によると要素は自分で見つけるものらしい。今までやったことのないやり方なので頭を結構使う。が、面白い。さりげなくスルーしていたことだったり、気づかなったことだったりに気づく。今、とりあえず使われている指標を拾ってみたらびっくりするぐらい出てくる。金融系の話ってたくさん指標使うのね。。。

 こだわりすぎても良くないので程々にやる。とりあえずは継続をメインに。量をこなして最終的に十分な質を確保できればいいかな。

 OUTPUTのためにこのブログ始めたけど、最近OUTPUT的ではなくなっている気がする。OUPUTとして役立てるために別のことを書くことにする

 

## プログラミング

 C言語を使い、git add . と git commit -m ‘メッセージ’ と git push の三つのコマンドを一括で打てるようなツールを作る。いちいち何か変更するたびにコマンドを三つも打ちたくないので。コマンドをsnprinf()で生成して、system()で走らせるわけだけど。最近VBAでshell を使ってPythonコードを呼び出すプログラミングをしましたが、VBAのコマンドは import sys を使って、sys.argvで受け取るのよね。sysはまんまsystemだろうし、コマンドライン引数がargv[]で管理されているのも変わらない。コマンド系の操作って共通するところがあって面白い。あと、明らかにGUIより操作が早い。ファイル・フォルダの作成ってもうエクスプローラーじゃできないわ。ボタン押して、新規フォルダを作って、名前を変えて、、、一つぐらいならいいけど、複数ってなったら最悪よね。mkdir A/B/Cでフォルダを三つ階層構造付きで作れるし。touch とはni で複数のファイルを一括で作れるし。拡張子も自由。。。覚えるのに手間かかるけど手間をかける価値はあるな。。。と最近思いました。vimもそう。これに慣れるとマウス使ってtext作るの無理。。。

 

## 雑記

 GWが終わってしまった。色々と生活が乱れたのでちょっとずつ戻したい。

# 目次マトリクスの作成過程

 ・第十七章「人生の終盤で成功するために」

 人はお金の話をしたがらない。精神科医にプライベートな話をする人でも、お金の話はしないことが多いのだ。お金の話を避け続けると人生の終盤で問題が起こるかもしれない。大切な話から逃げないようにする。

 重要なのは「前もって計画を立て、適度に保守的に行動し、できるだけ若い時期に始める。そして継続すること」

 

 ・第十八章「敗者のゲームに勝つために」

 ポートフォリオの最適な資産ミックスとは、自分の置かれた(経済的/精神的)な条件のもと、最大限株式を取り入れること

 優れたアドバイスを受け入れること。(複雑なアドバイスが優れたアドバイスとは限らない。インデックス・ファンドに投資する、運用基本方針を策定する、どれも単純だが優れたアドバイスである)

 慎重に検討された投資政策を選択し、その政策を守り続けることが、投資で成功する最良の近道

 投資本来の目的を忘れてはいけない。「マーケットに勝つこと」ではなく、「投資家の個別のニーズに最も適した投資を実践すること」が本来の目的である。

 三つのポイントを忘れない。

 1. 自分自身の長期的な目的や利益を掘り下げて理解しようとする意欲

 2. 資本市場に対する基本的な理解

 3. 自分の投資目的に見合った投資政策を決定し、それを堅持すること

 

## 雑記

 このブログのショートカットキーがMacのキーと競合するのなんとかならんかな。Ctrl + B が太字になるんだけど、Macだと←に移動するためのショートカットキーなのよね。毎回間違える。勝手に太字になるし、移動できないし。あと、これで章は全部終わった。次からは引用マトリクスをやる。簡単に終わりそう。そんなに引用なかったので。要素マトリクスは結構難しそう。。。

# 目次マトリクスの作成

 

## 目次マトリクスの作成過程

 ・第十五章「個人投資家によって何が問題か」

 個人投資家にとっての問題は二つ。「いつか死ぬこと」と「インフレーション」である。

 個人投資家が亡くなっても資産が全てなくなるわけではない。資産そのもののライフについても考慮しておく必要がある。また、重要なのは損を出さないことであり、勝つことではない。勝つことに躍起になり、資産を失えば元も子もないのだ。自分の人生の責任は自分で取るしかない。

 インフレーションは購買力を大きく減じる。インフレーションを考慮して、自身の財務状況や人生の必要金額の合計、支出について理解しておく必要がある。特に収入が減少するであろう老後の支出をよく考える。重要なのは節約すること、また、必要分以上の資金を貯めないこと。資金は使うためにある。余った分は投資する。

 長く幸せな生活を送る秘訣は登り続け、未来のことを考え続けることが大事である。

 

 ・第十六章「生涯を通じた投資プランを立てよう」

1. 大切なこと

 運用は運用目的に応じて行う。「年齢ごと」「世代ごと」の運用は存在しない。ポートフォリオは私たちが死んでも残り続けることを忘れてはいけない。

 インフレは三十年ほどで80%の貨幣価値を損なわせる。六十歳に引退して九十歳になるまでの間に資金は80%ほど減じるのだ。資金がある限り運用し続けること。いつ死ぬかはわからない。資産が尽きて暗澹たる生活を送りたくなければ。

 

2. 重要な三つの問い

 ・不意の支出に対応できる資産はあるだろうか

 ・インフレに対応できる限りの収入はあるだろうか

 ・望み通りの金額を資産として残せるだろうか

 

3. 資産を作る上でやっておくといいこと

 ・借金は早めに完済しておこう。ローンは自分で返済のタイミングを操作できるが、借金は相手の都合で返済のタイミングを変えられてしまう。資産形成の敵である。

 ・専門家の助言をキチンと受けよう

 ・勤倹貯蓄が大事。支出を抑えて、できる限りに先に伸ばす。

 ・立てた計画を実行しよう。「プレーの計画を立てて、計画通りにプレーする」

 ・運用計画を立てよう。以下の二点がポイント

  1. 運用目的を立てる

  2. 目的の達成時期を考慮する

 

4. 運用計画を立てる際の視点

 1. 引退後の生活を送る上でどのくらいの収入が見込めるだろうか

 2. 引退後の生活期間はどのくらいあるだろうか

 3. どの程度の支出水準で生活するのだろうか

 4. 引退後の生活の準備といてどのくらいの資産があればいいだろうか

 5. 自分自身と家族の医療・介護費用をインフレ調整後でカバーするためにはどのくらいの資産が必要になるだろうか

 6. 遺産は十分に残せるだろうか

 7. 社会への寄附を行うための資産は十分にあるだろうか

 

##   雑記

 やっぱりモニターは三つぐらいあったほうがいいね。作業効率が違うわ。モノタスクが一番効率が良い。人間は三つから四つのことしか同時にできない。とすると、モノタスクを三つか四つに分割して同時並行で進めるのが早いのかしら。。。創造性の研究について勉強してみたいけど。まず、金融の勉強をせねば。。。

# 目次マトリクスの作成

 

## 目次マトリクスの作成過程

 第十二章「運用成果測定の狙いは何か」

 長期運用する場合、成果は平均に回帰するので成果がどのくらいであるかどうかを調べる意味はない。重要なのは、策定した運用方針と実際の運用が合致しているのかを測定すること。成果は上にも下にもずれてはいけない。また、運用成果の測定を通して運用機関と良好なコミュニケーションができれば良い。

  第十三章「運用機関と上手に付き合う」

 投資家が積極的に関わることが大事。受け身で運用機関にすべてを任せてはいけない。

 

## まとめ

 運用機関の話は正直ピンとこない。現状、付き合っている運用機関がないからかな。でも、運用機関の部分を他の存在に置き換えると人生哲学っぽくなる。相手に全てを任せて自分で何もしない関係は破綻する。友人関係然り、夫婦関係然り。

 運用成果の測定の方は勉強になる。運用成果を測定する際には運用成果に拘らない。方針をキチンと守れているのかを重視する。

 

## 雑記 

 モニターを新規で導入した。中古のやつ。HDMIで接続したけど色が変。同じく中古で購入したDisplayPort で接続してある方は綺麗に写るのに。調べた限りではHDMIとDisplayPortでそこまで映像に差が出ないみたいだけど。モニターの性能なのかな。不思議。

# 目次マトリクス

 

## 目次マトリクスの途中経過

・第九章「効率的ポートフォリオとは」

 効率的ポートフォリオとは、「同じリスクを持つあらゆるポートフォリオの中で最大の期待収益をあげ、同じ期待収益をもつあらゆるポートフォリオの中で、リスクを最小に留めるもの」

 

・第十章「なぜ運用基本方針が必要か」

 「投資家のその場しのぎの方針変更からポートフォリオを守るために必要になる」

 

・第十一章「運用基本方針策定のポイント」

 1. 投資目的に合致する

 2. 証券市場の現実に合致する

 3. 短期的変動に対しても対応できる

 4. 堅持可能

 5. 自分の投資目的とリスク許容度を理解しておく

 6. 市場について理解しておく

 7. 運用収入の観点は除く(収益は増やしたいと思っても増やせない)

 8. 定期的に見直す(見直しする時期も予め決めておく)

 9. プラス方向にもマイナス方向にも大きくブレてはいけない

 10. 初めての人が見てもわかるぐらいに明文化されている

 11. 実際に運用した場合でも守り切れる方針にする(最悪の場合を想定する)

 12. 実際に運用した場合に自分の目的を果たせるか考える(目標を果たせないようならリスクをもっと取る。十分過ぎるほどに目的に達成するならリスクをもっと減らす)

 

## 雑記

 『コーポレートファイナンス入門編』が届いた。結構楽しみ。

# 目次マトリクスの作成

 

## 目次マトリクス作成の途中経過

 目次マトリクスを作成を開始して二日目。第8章まで進んだ。よくわからない箇所もある。主に理論のところ。あと、各章のタイトルと微妙に中身がマッチしない感じがある。まとめる上で結構面倒だけど。とりあえず、晒しておく。

 

## 実例: 目次マトリクス

・新版に寄せて

・ 「自分の目的とリスク許容度に適していて、十分に分散された、コストの低い投資計画を立てること。そのうえで、その計画に沿って運用すること」これがエリスの主張の骨格

 

・敗者にならないゲーム

・市場にはプロが増えてきた。プロ同士の対決ならミスをしたら負ける。敗者にならないためにミスを減らすゲームが投資である。

 

・それでも市場に勝ちたいなら

・市場に勝つ唯一の方法は相手のミスを見つけること。ミスを見つけるのではなく、ウィニングショットで勝ちたいなら、幸運を神に祈れ。

 

・「ミスター・マーケット」と「ミスター・バリュー」

・ミスター・マーケットは天気のようなもので、毎日変わる。ミスター・バリューは気候のようなもので、長期的な現象を指す。マーケットがどんなに頑張ってもバリューに収束する。

 

・投資の「ドリーム・チーム」がいたならば

・プロの投資判断の総和がインデックス・ファンドである。投資の「ドリーム・チーム」の判断はインデックス・ファンドと同じになる。

 

・運用につきまとう矛盾

・機関投資家も個人投資家も元々は長期的な展望を持っていたはずなのに、なぜか短期的な成果を重視して右往左往している。

 

・「時間」が教える投資の魅力

・長期的な投資であればあるほど収益率は平均に近づくので、適切な投資の手法を考えることができるようになる。

 

・収益率の特徴と中身

・→ よくわからない箇所。株の知識がなくて読み解けない。

 

・リスクが収益を生み出す

・リスクを背負うことにより利益を得ることができる。収益を増やそうと悪戦苦闘しても意味はない。(全てのリスクが収益を生み出せるわけではない。回避できるリスクから得られる利益はない)

 

## 最近のこと

 US配列のキーボードを使い始めた。記号の位置とか混乱するけどJIS配列より打ちやすい。余計なキーがないからだね。

# マトリクス

 

## 目次マトリクス

 マトリクスの作成を開始した。運用基本方針の策定にあたり『敗者のゲーム』に対する低理解が明らかになったので、再読しつつ内容を一覧できるシートを作る。

 今回はシート作成にあたりツールの選定と基本的なルールの策定を行なった。ツールはNumbersを使う。スプレッドシートとかExcelとか考えたけど、Macを使っているならNumbersが使いやすい。(ショートカットの余計な競合がない)一番のポイントは線の引きやすさ。もっといいツールがあったら考えてみるけどまずは継続する。

 基本的なルールについて。ヘッダは全て章でまとめる。部は反映させない。理由は一つ。拡張性が狭まる。管理が面倒。各書籍については二行利用する。一行目には各章のタイトル、二行目には中身の要約を入れる。その際にタイトルをQuestionとして要約にはAnswerを入れる。これを全ての章に対して実施する。その後引用マトリクスを作り、要素マトリクスとする。

 

## 今後の読書方針

 刻読→抜き書き(カード)→目次マトリクス→引用マトリクス→要素マトリクス までを一連の流れとする。目的は再読と線から面への読書へと変えること。継続を重視してやる。この過程で何度も同じ本を読むことができるはず。。。

# 運用基本方針の策定

 

## 運用基本方針策定のあれこれ

 予告通り運用基本方針の策定を開始した。『敗者のゲーム』を参考にしながらと思ったけど、これってポイントの解説はあるけど、具体的なフォーマットがないのよね。エリスはお金を払ってプロから教授してもらえって言いそう。

 こういう時に役立つのが生成AI。ChatGPT大先生に聞いてみたら、サクッとフォーマットを出してくれました。手動で埋めるのも手間がかかるので、色々と情報を渡してある程度埋めた。(※個人情報を渡したくない人は、Setting > Data controls > Improve the model for everyone をOFFにしてね。私はしてある)

 投資している銘柄の目論見書(.pdf)とか渡したら分析もしてくれて便利。

 唯一にして根本的な問題は私の知識不足でした。銘柄はどれぐらい持ちますかとか、リターンどのくらいを想定していますか、とか、ざっくりとしたイメージはあるけど根拠を持って答えられず。。。

 適当な数値を出しておいたけど。人間ってこうして適当に出した数値を正しい数値と思い込んでベンチマークとして使いたがる傾向があるから注意しなきゃということで、さらなる勉強の必要性を痛感しました。

 勉強の一環として『ポートフォリオ・マネジメントのパイオニア的手法』を読もうと思ったけど、これはどうにも日本語訳されていないっぽい。『ウォール街のランダム・ウォーカー』が日本語訳されているから、全部日本語翻訳済みの書籍かと思ったのに。日本語に翻訳されていない書籍は普通に英語で表記してくれ。。。

 『ウォール街のランダム・ウォーカー』も『敗者のゲーム』も参考資料が薄い。巨人の肩に乗せてくれそうにないので、ネットで適当に調べた。そしたら大学で使われているテキストをまとめてくれているサイトがあったのでここからピックアップしました。

 

 

 

 『コーポレートファイナンス入門編』を読むことにします。参考資料をたくさん挙げてくれていると嬉しいね。。。

 

## 次なるステップへ

 運用基本方針の形式は出してくれたけど、エリスが主張していた自己分析の視点が欠けているのは気になるので、この辺りを詰めておく。(昇給とか確定拠出とか保険とか税制とか色々と調べなきゃ)

 それが終われば、コーポレートファイナンスを読む。読了したら参考資料を元にデータを広げるようにする。

 現状、カードにまとめているだけだけど折角なので電子データにしようかしら。『独学大全』の「要素マトリックス」をやってみたい。。。刻読→カード→ブログ→電子データ? Outputが多ければ多いほどいいはず。

 

## 雑記

 Windowsだとハイフン(ー)と大なり(>)を組み合わせても「ー>」にしかならない。

 MacとかLinuxだとハイフンと大なりで「→」にできる。やっぱりMacってLinux系統だよね。

 一切マウスを触らずにカーソルを移動させるショートカットキーになれると、Windowsって信じられないぐらい使いづらいです。。。

 

# 敗者のゲーム

 

## 資産全体に占める株式の比率は、100からあなたの年齢を引けばよい

 この考え方は二つの理由から間違えている。

 一つ目の理由は、年齢が上がるごとに株を売却するので、不必要で割高な税金を払っているから。

 二つ目の理由は、家族や子孫のことを考えると、運用期間はいくらでも伸びるから。

 「われわれ個人投資家は必ず死すべき運命にあるが、われわれのポートフォリオはそのことを知らず、また、気にも留めていない」

 「 全ての資産は誰が所有しているかに関わりなく、現在の価値があり、将来の価値をもつ。だからこそ、運用はそれ自身の理由に基づいてなされるべきであり、投資家の年齢など個人的な理由を持ち出すべきではない」

 資産がある限り自分の決めた方針を維持するのが肝要である。

 単純にいうと、「目的(方針)に基づいて運用する」ということを述べている。子供に資産を残すという目的を立てた際に、自分が〇〇歳になるまで運用するとはならないはず。大抵は子供が18とか20になるまで運用すると考えるだろう。目的を立てたなら、その目的に沿って運用する。余計な変数は入れない。

 

## インフレについて

 「インフレは富の実質購買力を容赦無く破壊していく。しかも、経済成長が富を蓄積していくスピードとほとんど変わらぬ速さで」

 「ほんの一世代の間に、インフレは貨幣価値の80%を失わせる」

 エリスは後半で盛んにインフレについて主張している。私たちの資産は常に減少しているのだから、投資をやめる時期なんてものは存在しない。また、適切な計画はインフレを加味している必要がある。

 税金とインフレは「金融市場の海賊」である。

 

## 本書のまとめ

 「運用を神頼みにせず、その運命の舵取りを自ら引き受けようという投資家のためのガイドブック」

 

## さらなる学びへ

1. バークシャー・ハザウェイのアニュアル・レポート(投資についての考え方を率直に説明している)

2. ベンジャミン・グレアムの『賢明な投資家』(上級者向けの入門書。運用関係の本)

3. グレアム&ドッドによる『証券分析』(②のさらなる発展系)

4. ジョン・ボーグルの著作(タイトル不明)

5. デビット・スウェンセンの『ポートフォリオ・マネジメントのパイオニア的手法』(大型の非営利ファンドでの運用の秘訣を披露している。最良の書とのこと)

6. ゲーリー・ベルスキーとマス・ギロヴィッチの『人はなぜお金で失敗するのか』(お金に関する判断を誤る理由、ミスから自分を守る方法などがわかる)

7. グスタブ・ルボンの『群衆』(投資家の「群集心理」がわかる)

8. フォーチュン誌のアンドリュー・トビアスの『投資をする前に読むべき一冊』

9. バートン・マルキールの『ウォール街のランダム・ウォーカー』

10. 『大投資家の名言』

11. クロード・ローゼンバーグの『賢く豊かであるために』

12. ウォール・ストリート・ジャナール誌のジョナサン・クレメンツ

13. フォーチュン誌のキャロル・ルーミス

14 ニューヨーク・タイムズ紙のフロイド・ノリス

15. フィナンシャル・タイムズ紙のバリー・ライリー

16. マネー誌のジェイソン・ツヴァイク

 

## まとめ

 2025/04/12に読書を開始。2025/04/29に読了した。

 「敗者のゲーム」というタイトルが何を指しているのかは最初にわかる。「勝者のウィニングショットにより勝敗が決まるゲームではなく、敗者のミスによってゲームが決まる」それが「敗者のゲーム」である。「敗者のゲーム」に勝つにはミスを減らすしかない。

 ここからエリスは学問的な話ではなく、「ミスを減らす具体的な方法」の解説を始める。大幅に紙面が割かれている「運用基本方針」はミスを減らす方法の具体例である。

 色々と書かれているが、「自己分析」から始まるということを延々と繰り返している。自分がどんな人間なのか、どんな人生を送りたいのかをまずははっきりとさせる。それができればいつ頃にどのくらいの出費があるのかとか、どんな方法で資産を運用すればいいのかとか、その辺りがはっきりしてくる。あとは只管具体的な方法を考えて実践する。これが全て。

 適当なまとめになった気がする。。。正直、「敗者のゲーム」ってなに? が明らかになってから新鮮な話はほぼない。しかし、エリスは「優れたアドバイスは必ずしも複雑である必要はない」と文中で述べている。まさにその通り。誰もがやるべきと思っている自分の将来、お金について真剣に考えること、これができれば「敗者のゲーム」に勝つための第一歩が踏み出せたことになる。

 そんなわけで、とりあえず、来月あたりに『ポートフォリオ・マネジメントのパイオニア的手法』を買う。あと、気になっている別の本も一冊。で、運用基本方針を立てることにする。立てたらどうしようかな。ここに公開するのもね。。。どっかに文書で管理する。就活生の時にやった自己分析を思い出すわ。。。

### 敗者のゲーム ###

 

1. 運用基本方針について

適切な運用基本方針を策定し、それを実施しているのであれば、方針の修正には慎重であるべき

 

2. 枝葉の議論に惑わされない

経済の見通しや最近の金利変動などはワイドショーと同じ。面白いが投資の役には立たない

 

3. 運用機関の選び方

最初から綿密に運用機関を選定したなら無闇に乗り換えない。

おすすめは、ピックアップした運用機関の中から最近比較的パフォーマンスが低迷しているものを選ぶこと。平均に回帰するのだから、今後利益が増える可能性が高い

 

4. 長期にわたってマーケットを左右するすべての要因は株価を「平均値に回帰」させるように働く

 

5. 個人投資家の一番の敵はインフレーション 私たちの購買力をどんどん低下させる

 

6. 個人投資家のバランスシート

個人投資家は資産と負債からなる長期「バランスシート」を持っている。このバランスシートを研究する。(いつ頃どんな出費が必要になるのか考えておく)

 

7. 貯蓄の重要性

我々は貯蓄した資金を投資する。まず、節約して貯蓄しないと投資ができない。

貯蓄の最大の特徴は自分で目的を設定し、しかも実現できること(投資の収益は私たちの管理下にないって話がどっかにあった。多分、対比)

 

8. 貯蓄の目的

貯蓄の第一の目的は、問題が発生した時の準備をすること

必要な時は全額使い切る勇気が必要

資金の準備ができたら、それ以上は投資する(インフレと戦う)

 

9. マネーゲームに勝つとは

自分の財務状況を把握して、長期の見通しを立てて貯蓄と投資をする

その結果、自分で考えた人生の支払い計画に対して十分な資産があれば良い

勝利者になったら一発勝負には出ない。勝利者でなくなるリスクなど考えるに値しない(勝ち逃げマインド)

 

10. 個人投資家のための十戒

1. 投機判断で動いてはいけない

2. 貯蓄する

3. 税務上有利という理由で動いてはいけない

4. 自分の住宅を投資資産と考えてはいけない

5. 商品取引は儲からない

6. 証券会社の担当に気を付ける

7. 新金融商品に投資してはならない

8. 債券のリスクを知っておく。債券はインフレに弱い

9. 長期計画の方針を練ってしっかりと守る。見直しを定期的に実施する

10. 直観を信じてはいけない

 

### まとめ・雑記 ###

1. 運用基本方針について

  • この話はずっと出てくる。考えてみると日常生活とも結びついているとは思うけど。 貯蓄したほうがいい、とは思っている。でも、欲しいものがあると買っちゃう。どうしたらいいの? →いくら貯蓄するべきか決めるとか、貯蓄するタイミングを変える(給与をもらったら定額貯蓄する)とか、お菓子コーナーには行かないとか、先に考えておく。自分がどんな時にどんな感情になるのか理解してきちんと方針を立てる。投資の話のようで、投資以外に通じる話かな。
  • 平均に回帰する​​​​​​。これもずっと出てくる。他の本にも出てくる。多分、投資の基本原則なんだろうね。高い利益も、低い利益も、長期投資をするなら平均に近づく
  • インフレと戦う。ただお金を貯める。に意味はない。どんどん価値は下がる。計画に基づいて意味を持たせる(家を買うお金なのか、いざという時の貯蓄なのか、趣味に使うお金なのか)。こうして蓄えたお金はしっかりと使う。貯蓄以外の分は投資する(価値を高める)
  • お金は貯蓄と支出をセットで考える。支払いから考えたほうがいいのかな。最近家計簿をこのマインドでつけている。先に買うべきものを考えて、支出を割り出し、いくら予算をつければいいのかを見てみる。支出が多いようなら安いものに変える、OR 支出を止める。みたいに。いいところは、予算が現実的な値になる。あと、予算オーバーの可能性が減りそう(支出がベースなので、予算オーバーの原因となりそうな支出があらかじめカバーされている)
  • 個人投資家の十戒。覚えようかなと思ったけど、よくよくみると同じことを繰り返し述べているだけな気がする。詰まるところ、よく考えるって話でしょ。誰の利益になるのか、儲かった人はいるのか、債券のリスクは? いくら貯蓄すればいいの? とか。勉強せよってことね。。。