Bonjour!
この投稿で仏滞在することに決めた理由を
リスク・リターンで考えたとき、リターンが大きいと考えたから
と書きました。
でも、こんな理由をこじつける(考える)前に、
気持ち的にはリヨンで滞在することを決めていたと思います。
でも「帰国」という選択肢を捨てきれなかったんです。
それはなぜかというと、
「滞在」を選択することによって、
日本で待ってくれている彼氏との関係は終わりになる未来が見えていたから。
そしてそうなってほしくない自分がいたから。
今回は長くなるとは思いますが、自分の気持ちの整理のためにも、
決断に至るまでの気持ちの揺れをできる限り文章にして残しておこうと思います。
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フランスで外出禁止令が出され、奨学金も停止することが決まった後、
様々な可能性を考慮した上で、
私はリヨンに滞在しようと思う、と電話で伝えた時、
彼氏には、「帰国するのが当たり前、何で帰国しないのか理解できない」と言われました。
私の健康面を気にしているようでしたので、
フランスにいれば感染するリスクは日本より低いこと、
20代の人が感染して重症化する可能性は低いこと、
帰国のための移動途中で感染するリスクもあること、
を話したのですが、聞く耳持たずで…![]()
言葉で言われたわけではありませんでしたが、雰囲気的に、
今この状況で帰国しないという選択を取ってしまったら、彼とはもう続けられないだろうな、
と感じました。(私、なぜかこういう勘だけは鋭くて困ったものです)
最終的には
「どうせ俺の言うことなんて聞かないんだから。もう決断してるんでしょ」
と言われ、電話を切られました。
日本に戻れば彼は私と一緒にいてくれる、
でも今はリヨンに残って試してみたい、
私の中には、2つの相反する気持ちがあり、それでなかなか決断できませんでした![]()
コロナウイルス、という影響がなければ、今の時点で帰国する、という選択肢も生まれず、
予定通りに留学を終了し、彼の元に戻るはずでした。
一年後に会えることを楽しみに、週末に時間を合わせて電話したのが
どれだけ私の心の支えになっていたことか。
それが今回のこの決断で変わってしまうなんて、コロナが憎く感じます![]()
勿論、怒る相手が間違っているのは承知の上です。
つまり、この帰国の有無は私の中で、
彼氏を選ぶか、自分を選ぶか、の決断と等しいものがあったのです。
だからこそなかなか決められなかったんです。
彼氏の話は親にはしていなかったため、
私がリヨンに滞在したいことを親に伝えると、
リヨンに滞在することに賛成、というよりも、滞在していたほうがいいと言ってくれました。
帰国を要請される人が多い中、私は本当に周りの人に恵まれていると思います![]()
でもやはり私は自分の決断に自信が持てず、もやもやとした気持ちが残り、
彼と私の共通の知り合いに連絡をすることにしました。
そして、その方(Nさん)の言葉のおかげで、自分の気持ちがクリアになり、
「帰国」という選択肢を消すことができました。
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Nさんの最初のメッセージが
「リスクとリターンを考えると圧倒的にリターンが大きいから、
俺なら相手のことを気にせず、そのまま残る」
でした。
これを読んだとき、何か自分の中で行き場がなく漂っていたものが
ストンと落ち着きました![]()
どうってことない言葉なのかもしれませんが、
私にとっては自分の決断理由を端的に表してくれる魔法の言葉でした。
(なので滞在の決断理由は、知り合いの言葉の受け売りです(笑))
また、昔から私の彼をよく知っているNさんは、彼の対応について、
以下のように説明してくれました。
彼は、
「海外」という彼にとって未知の場所に行ってしまった私に対して劣等感を抱いている。
その上この騒ぎの中でも帰国しないなんて、
自分よりも海外の方が魅力的なのだと卑屈になっている。
だからこそ、「最悪の場合を考えると海外よりも日本にいたほうがいい」というような、
それ自体には反論しようがない抽象的な表現で話すようになる。
彼も論理的に考えることはできるのだけれど、
具体的に話してしまうと自分の劣等感が露見してしまうことを恐れている。
だから私が具体的に話そうとすると聞く耳を持たない。
そして、自尊心を保つために、
私を「海外」というものに取られたのなら仕方がないと思い込もうとしている。
このように解説してもらって、私はこれまでの彼の対応に納得したんです。
彼は、私が海外のことを話すと、ほとんどいつも「あ、そうなの。」で終わりでした。
彼の好きな機械・エンジニアリングの話題を振ると、いつまでも生き生きと話すのに。
海外が嫌いなだけかと思っていましたが、そうではなかったのかも、と。
Nさんは彼と直接話したわけではありません。
ですが、直接話していた私より彼のことを理解し、それを言葉にしてくれました![]()
さすが昔からの仲です。
私は彼のことが全然わかってなかった![]()
(半年間国内遠距離からの、1年間留学だから、彼を理解している方がすごいのかもだけど)
彼の自分に対してストイックなところ、
そして、機械エンジニアリングが好きで質問すると楽しそうに話してくれるところ、
そして、冷静に判断ができるところ(私はいつも突拍子のないことをいうので)、
そして、ダメなことはだめといいつつ、最終的には私の意見を尊重してくれるところ、
そういった私一人ではできないことをフォローしてくれる彼をいつも尊敬していました。
私は、自分一人では詰めが甘く、細かなミスが多いこと、
そして、自分が知っている世界が全てだと思ってしまう傾向にあること、
そして、後先考えず身体が先に動いてしまいがちであること、
そして、時に無茶苦茶な自分の意見を主張しすぎてしまうこと、
こういった自分のダメなところを把握しています。
気をつけてはいるのですが、やってしまってから気が付くことも多く、
そんな時そのフォローをしてくれるような人が彼でした![]()
でも彼は私といることで劣等感を抱いてしまっていたのかもしれない…
Nさんはさらに続けました。
往々にして、男女関係は論理で立ち向かうと失敗する
男は女に論理で劣等感を刺激されるほどいやなものはない
そして
彼にとって「帰国か滞在か」は、リスクリターンではなく、恋愛関係と劣等感の話である![]()
と。
そして最後に、私の背中を押してくれる一言をくれたんです。
”リヨンに残る、という決断をすれば彼とはダメになる”
そう思ってるなら、もうあなたの心は決まっているよ![]()
自分の人生をサポートして、なんならアゲてくれる人を見つけられるといいね![]()
彼のことをよく知り、
そして私のもやもやとした気持ちをすべて話した人からこのように言われた時点で、
私の中で「帰国」という選択肢が消え、
「強制帰国要請が来るまではリヨンに残る」と決心できました。
本当に感謝しています。
さらにNさんは、
どうせ分かれる未来が見えているなら、きちんと相手と向き合ってみてはどうだろう。
自分が相手に対して、相手が自分に対してどう思っているのか、
どういう場面で思ったのか、それが自分にとってどういう意味であるのか、
言葉にしてコミュニケーションしておくと、別れたとしても、「やりきった」と思えるよ。
相手の深いところに向き合うために自分の気持ちを言葉にするのは、とても大事な作業で、
自分のことをよく知るいい機会になると思うよ。
俺から言わせれば、それが恋愛の醍醐味。
ありがたいことに、リヨンで時間は沢山あるだろうからね(笑)
ともアドバイス下さいました。
自分の気持ちをちゃんと言葉にするのって、
なんか恥ずかしいし、こわいし、
何よりも自分はダメダメだと突き付けられそうで、
今まで避けてきたんです。
でも、せっかくのこの機会、少しでもプラスになるよう、
ちゃんと自分、そして相手と向き合おうと思いました。
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ということで!
長くなってしまいましたが、
これが私がリヨン滞在を決断するまでに考えたことです。
遠距離恋愛、顔が見れないからこそ、電話での言葉のコミュニケーションが大切です。
私は自分の気持ちをちゃんと言葉にできていなかったから、
相手の本当の気持ちを理解することができなかったのかもしれない。
今からでもちゃんと自分、そして彼と向き合って、
留学も恋愛も悔いのないようにやり切ります!!!!
Bonne courage![]()