スプリングフェスティバル〜マリオ・ブルネッロ/リスト室内管弦楽団 | ハンガリー音楽セミナー(海外講習会/ 短期留学/ヨーロッパ)受講生募集中!

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7月31日〜8月6日


ペスト側のVigado (ビガドー)でスプリングフェスティバル一環の
コンサートがありました。

ビガードーは、ドナウ河に面した、市の中心部にあります。
オペラ座からも歩いて10分くらいでしょうか。
その昔、バルトークがハンガリーで、
(結果的に)ハンガリー最後となったコンサートの舞台です。
改修工事もずい分前に終わり、それはそれは美しい内装でした。


写真を撮りました・・・あいかわらず、ぱっとしませんことお許しください。
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コンサートは、イタリア人チェリスト:ブルネッロと
ベテラン~リスト室内管弦楽団。
ブルネッロは、86年のチャイコフスキーコンクールを、
イタリア人として初めて制覇、その後は世界の舞台でめざましいご活躍です。




そして、演奏と同時に指揮をすることでも知られています。
この夜もハイドンの交響曲60番。ユーモアたっぷりの楽想のあと、
続いてハイドン・チェロ協奏曲。
興奮気味だったのでしょう、ちょっと前のめりになりがちなフレーズも、
ベテランのリスト室内楽団が手堅くサポート、さすがでした。


後半のニーノ・ロータのチェロ協奏曲も、
叙情溢れるメロディを十分表現する音楽性と、ニーノ・ロータらしい
哀愁やイタリアの明るさ。久しぶりのニーノ・ロータ、心から楽しみました。


オーケストラの団員たちが「ブルネッロは熱い、イタリア人は熱い」
「でも、彼ってイタリア人なのにギリシャの神みたいな顔してるって思わない?」
・・・おもしろかったです。



指揮と演奏。チェロはお客様に面体して演奏しますので、
オーケストラは背後、まさしく「背中に目」
~音楽の息使いから呼応し合う。
「呼吸」はとても大事なことを、改めて感じさせてくれました。

アンコール2曲目、冒頭で、
「この曲はアルメニアの千年も前から伝わる歌です、
今夜のお客様に捧げます」

チェロの首席奏者が終始「ラ」の音を静かに弾き続ける中、
民族楽器のフルートのような・・・物悲しいメロディ。
これがチェロの音か?と思うほど、その枯れた表現は圧巻でした。
「ラ」の通奏低音は、モンゴルの「ホーミー」にも似たものを感じました。

オスマン帝国がアルメニア人を大量殺戮をした年から、今年で100年。
最近、バチカンのローマ法王が、これを「虐殺」とトルコを非難。
EU連合もアルメニアとの和解勧告を出しましたが、
トルコは当時トルコ人も殺されていたことから「虐殺」は認めていないそうです。

アンコールは、おそらく・・・この曲だったと思います。
アルメアニアの古くから伝わる歌。