イボヤ先生は、初めて僕の演奏を聴いて即座に曲の解釈について足りていないものを指摘しただけでなく、僕が面している深いコンプレックスまでにも言及してくださりました。一回の演奏で丸裸にされたような感覚です。流石ナクソスの音楽監督を務めていらっしゃることもあり、そのご指摘は的確であり、そしてレベルも高いものでした・・・(泣)。
・・・例えば、コンクール、受験、演奏会・・・何かの目標に向かって準備をしている方、イボヤ先生のレッスンを是非オススメしたいです。締め切りに追われ虫眼鏡になっている僕たちに、今一度広い視野で音楽に臨むことの大切さを気づかせてくれます。実際レッスン後に、僕も「あー、こんな単純なことなのに何故気づかなかったんだろう」と、何回思ったことか。→かっこつけずに言います。この場合は「気付かなかった」のではなく、「気付けなかった」といったほうが的確ですね。
レッスンを受ければ、イボヤ先生が新しいステージへ導いてくださることは確かです。是非受講されてみてください。(橋本専史 東京芸大卒 リスト音楽院大学院1年)
普段、レッスンという言葉を聞けば、先生自身が見本を見せてくださりそれの真似をするということを想像されると思います。しかし、イボヤ先生のレッスンではイボヤ先生自身が楽器を演奏して見本をみせるということは一切ありません。なので、レッスン中は先生がほとんど言葉で説明し、たまにダンスを踊られたり、一緒に踊ってリズムを感じたります。楽器を使っての見本が一切ないということが、逆に想像力をフル活動させることになり、新しい考え方が生まれたように思います。しかも、先生のアドバイスはとても的確で表現方法も豊かで面白いです。特に楽譜を読むということに対してとても長けていらっしゃると思います。そして、レッスンを受ける前と後では演奏が歴然と変わります。先生自身がとても音楽が大好きなのだろうなということがすごく伝わってきて、楽しくレッスンを受けることができました。 (森由香里 同志社女子大卒 リスト音楽院)
ヤンドー先生のレッスンはブラームスソナタを全楽章受けました。各楽章とても細かくレッスンをして頂きました。世界的に高名な教授陣のレッスンを数多く経験して来ましたが、ヤンドー先生は音楽への深い洞察から、それを表現する音楽性とテクニックの両方を教えていただき、厳しいながらも暖かなお人柄に魅了されました。とても有意義なレッスンを経験しました。会場のアディナホテルは、素晴らしい設備の近代的ホテル、レッスン会場はロビーから廊下を少し歩いた先、独立しているため、余計な雑音が入らず勉学にいそしむには最適な環境でした。想像をしていたよりずっと質の高いセミナーと素敵な会場でした。また、初めてお会いしたイボヤ先生の音楽への考察も素晴らしかったです。その後CD録音をお願いしましたら快くお引き受けいただきました。このセミナーで受けた音楽的刺激、音楽的成長は計り知れないものだったと思います(匿名/国立音大大学院卒 ドイツ私費留学)
私がイボヤ先生のレッスンについて思うことは、最終的にはいつもひとつです。先生は演奏に対して常に、「音楽の流れを止めてしまっている箇所」を指摘するのです。例えば、テンポの設定や、テヌートの捉え方など、よほど奇想天外なことをしない限りは個人の感じる音楽性を尊重してくださいます。しかしそれが根本としてあった上で、その流れを邪魔している部分を的確に指摘なさるのです。そしてこの時にイボヤ先生に特徴的なのが、ピアニストならば暗黙のうちに了解している「弾きにくい」という考えが通用しないことです。そのような演奏者の都合は一切関係なく、ただ音楽の流れを重視するので、少しでも心地よく流れない箇所があれば容赦ありません。どうしてそこだけにしつこくこだわるのか、と思うほど同じ指摘を繰り返されることもありますが、しかし言われてみると、不思議なほどそれが音楽の作りを崩してしまっていることに気づくのです。
「音楽の流れを保つこと」は先生の本業であるレコーディングという場面でも重要なことであると思うのですが、もちろんそれだけでなく、音楽を奏でる私たちにとっても決して忘れてはならない音楽の本質だと思います。日々の練習では目先のことに意識が集中しがちですが、先生はそれが全てではないことを教えてくださいます。(古賀美代子 福岡教育大学 リスト音楽院)
3月下旬、まだ冬の寒さが残る頃ブダペスト・アディーナホテルにてイボヤ先生の特別講座を聴講させて頂きました。開講時間にイボヤ先生が登場され、まずその飾らない親しみやすい人柄に堅苦しくない講座になる予感がしました。イボヤ先生が口を開かれた瞬間、その場の空気は一気に真剣勝負の戦場となりました。鋭い考察力、的確な助言には目を見張るものが多々あり勉強になりました。お題に挙がった作品はバルトーク:6つのルーマニア民俗舞曲。殆どの方々は弾いたことがあるであろうこの曲を徹底解剖され、的確な助言が次々に飛び出してくるのです。決してピアノを弾いて見せる訳ではなく言葉巧みに演奏者を良き方向に導く究極の指導者なのだろうと思いました。バルトークの作品には民俗音楽が大きく影響しています。民俗音楽の雰囲気を出そうとすると一般的にテンポを揺らすという安直な方向に行きがちですが、実はin Tempoで演奏することがどれだけ大事かということを説いてらっしゃいました。3曲目においてはハンガリー語で「トポゴ」(赤ちゃんがヨタヨタ歩く様子)を演奏へ活用するよう助言され、ピアノ担当の石本先生は完璧に表現されておられました。
イボヤ先生が仰られたお言葉で、「楽譜に素直に作曲家はメッセージとして楽譜に全てを残している。」正にその通りで我々、演奏家はつい弾けてしまうが故に主観が入り自らが弾きやすいように変えてしまう悪い傾向が見られます。近年の演奏家は一番な大事なことを忘れています。それは我々は作曲家あっての演奏家ということです。逆であってはならないのです。彼らが残した遺言でもある楽譜の正しい伝道者にならなければなりません。
イボヤ先生の講座を聴講させて頂き改めて演奏家としての意識を再認識させられる貴重な時間となりました。このような貴重な機会を設けて下さっている石本先生主宰のセミナーは数あるヨーロッパのセミナーでも滅多に出会うことができないです。人生において貴重な時間になることは間違いないと思います。(匿名希望 2名共同執筆)