受験生の皆さんも「模試なんてあてにならない」という話は何回も聞いたと思います。
ただ、受験生というのは追い込まれマイナス思考になりがちなんですよね。
「アテにならないとか言ってるけど本当はアテになるんだろ、なぐさめだろ」
なんて思ってしまう事もしばしばです。実際に私もそう思っていました。
しかし、今冷静に見てみると模試がいかにアテにならないかよくわかります。

例えば、同じ偏差値の大学でも傾向が全く違います。
英語で文法50%長文50%の大学もあれば、
文法80%長文20%の大学もあるし、逆もあります。
上位校になると文法がほぼ0%で長文だけ読ませるというところもあります。
国語にしても現代文2題古文1題というところもあれば、
現代文2題古文2題の半々の配点というところもあります。
数学も図形は絶対出ないけど確率が毎年でる大学があれば、
確率は絶対出ないけど図形が毎年でる大学があります。
日本史や世界史だって学校によって、よくでる範囲が違います。
時間も各大学で違います。60分、80分、90分……。
基礎を沢山出して基礎力を試す大学(偏差値が高くてもこういう大学は意外と沢山あります)
もあれば、応用を少なく出して思考力を試す大学もあります。

このようなバラバラな傾向を一つの試験で判定出来るはずがないと思いませんか?
明らかにおかしいですよね?傾向をつかみ(例えばここはほぼ基礎しか出さないから
難しい参考書はやらなくていいな、とか)、そこを中心に対策をすれば合格できるはずなのに、
模試の場合、バランス良く出来れば偏差値が高くなり合格確率が増すという
よくわからないテストなんですよね。

志望校で発音や数列、古典文法の問題が出ないのに参考書や問題集をやり、
そこで偏差値が凄く上がって志望校の合格可能性がEからAになったとしても
全く意味がありません。だって出ないんですから。
もし、「α大学を受けるなら1、2、5、7を解いて下さい」という風になっていれば
話は別なのですが、模試での区分は文系理系くらいのもんなのです。

いかに模試があてにならないかわかってもらえたのではないでしょうか。
志望校合格に必要なのは、「偏差値」ではなく、「その志望校に合った学力」なのです。
それを調べるには模試でなく大学の過去問の方が何千倍も良いのです。

ただ、模試には試験の雰囲気を知る、モチベーションを保つなどといった性質もあるので
偏差値を気にしないのであれば受けた方がいいと思います。

とにかく私が言いたいのは偏差値で一喜一憂しない、ということ。
内容が違うテストでA判定取ろうがE判定取ろうが関係ないのです。
それを肝に銘じて受験勉強をやっていきましょう。