とっさのひとこと
 
昔、とっさのひとこと、というNHKの放送がテレビであったような気がする。5分位の。
英語のカセットもあった。とっさのひとこと、という。たしか、おねえさんはヒロコ グレースだったかな。
高校の頃は英文解釈に励み、大学に入学してからは英語の勉強はやめてしまった。
もう、大学には入学してしまったので。それで英語は用済み。
大学を卒業後、英語論文を読むことはあったが、高校時代の英文解釈のスキルで、十分、
おつりがくるくらいであった。なのでこの時点でも英語は勉強しなかった。
 
その後、結婚し、新婚旅行に外国に出かけた。この時が初めての外国であった。
自分としては一応英語、得意だったよな、行けばなんとかなろーよ、と何も
考えず旅立った。そーしたら。
 
んー、お勉強の英語と実際に英語を使うのはかなり違うなー、全然ダメじゃん、
(文字のやり取りと音のやり取りの違いですね。)

勿論、何が書かれてあるかは、わかる。予め心の中に用意してある文は言う事ができる。
でも。話しをしていて、予想外のことがでてくると、「とっさ」に言いたいことが
出て来ないんですよー、これが。
 
帰国後、とっさに口から英語が出てこなくちゃダメだな、もう一度英語の勉強をしなくてはいけない、
と感じた。別に文法を覚えるわけでなく、新たに単語を覚えるわけでもない。
とっさ」に英語が口から出て来るように。

そしてたまたま新聞を見ていて目に入った宣伝が「とっさのひとこと 英語版」であった。
今度外国に行った時に とっさに口からでてくるようにカセットをで聞いて口からでてくる練習をやった。
なお、知らなかった表現など一つもなかった。でも、出て来なかった、口から。
その後、海外に出かける度に口から英語が出てくるようになった。
 
「とっさ」って重要なポイントだと思うんですよー。いろいろなことがありましたよ、海外で、「とっさ」の場面が。
ある時、外国の空港で日本へ出国の流れている列に並んでいたら、空港のアナウンスで、僕が呼ばれているんですよー、
「とっさ」に行かなくちゃ、と思い、流れに「逆走」、そうしたら空港係官に制止させられた。で、「とっさに」
係官に英語で状況を説明、そうしたら"Oh,それは大変。急いで、急いで、さあ"、と促され、間に合って事なきを得た。
 
時間があれば辞書片手に状況を説明するのも良かろうが、でっかいアメリカ人の腕力で制止させられている状況ではそうもいきますまい。
(その時口走った表現が、とっさのひとことに載っていたわけではなかった。でも、こういう訓練をしておけば、
頭の中にしまいこまれている表現もとっさに口から出て来る、ということです。その時、文法を考えたかですかって?
考えるわけないでしょう。そんな余裕はない、はっきり言って。自分の意思を「とっさ」に伝えなければ。
もー必死ですよ、日本に帰ってこれないと困りますから。
 
今現在、英語を使うことはほとんど皆無、このブログでのみ、その代わり、中国語が必要となっている
で、中国人とやりとりしていて思いますよー、「即時性」の大切さを。あと「口頭」の大切さを
僕が中国語を口から発しない限り、相手は僕が中国語を多少なりとも知っているとは認識してくれない。
だって、日本人、みんな漢字、知っているでしょう?中国語を知っているとわかると、ものすごーく
うれしそうな顔をされますよ、そしてその途端、身を乗り出して僕が何を言いたいのか、聞こうとしてくれる。距離感が縮まる。(ような気がする。)