多読か精読か 英文解釈との関係
 
伊藤和夫先生は次のように述べられておられます。

「副読本」には「易しいもの、1時間読めば最低4、5ページ進めるものが望ましい」
「英語は頭をひねって読まなければ力がつかない、予め翻訳や映画で話の進行がわかっていたら力
がつかない、ということはない。」
 
あー、多読が重要ってことですね、自分にとって簡単な英文の。
じゃあ、難解な英文を頭をひねって解読する英文解釈とは矛盾しませんか?
こういうことのようですよ。
 
次の例文には難しい単語はひとつもない。
でも生徒に勝手に多読させておくと次のように読んでいる人もいるかもしれない。

①To train dogs,it is necessary to be wiser than dogs.
犬を電車に乗せるためには犬より賢くなくてはならない。
②You may have been told that a dog with a cold,wet nose is in good health.
かぜをひいた犬の話をしたことがあるでしょう。ぬれた鼻は健康です。

伊藤和夫先生は次のようにもおっしゃられております。
「英文を読んでいて時々自分の読み方に違和感を感じる、先に進めなくなるのはなぜでしょうか。
それは実は読むというのは英文を
③内容から考えると同時に
④形からも考える
という2重の作業だからだと思います。」
①の読み方は内容から考えても変だけれども、その変の根拠を
④の形から考えると①も②も変である、
と教えれば生徒も納得するであろう。
 
多読も当然必要であるが、それだけではなく
形から読み解く英文解釈の勉強は受験前の2年位あってもよいのではないか。
(入学しちゃえばそんな勉強しないのですから)