今回は勉強の「やる気」についてお伝えしますよー
勉強において「やる気が大事」
というのは言うまでもないことですね。
「大事なのはわかってる。
でも、コントロールが難しい。。」
自分の「やる気」をどう継続するか、
こういう悩みってつきないものです。
「やる気」っていったいどうやって
継続すればいいのでしょうか。
これについて考える前に、
そもそも、「やる気」っていったい何者なのか。
どこから生まれてくるのか。
これについて説明してみたいと思います。
まず、やる気のモトって主にこの2つです。
「理由」と「感情」
この2つのがやる気のモトになります。
「医学部に合格して、念願の医者になるんだ。受験勉強大変だけど頑張るぞ!!」
「理由」からやる気が湧き出てきます。
「やった!この数学の問題が自力で解けたぞ!!次の問題も解いてやるぞー!!」
「感情」からやる気が湧き出てきます。
この「理由」と「感情」が
あなたのやる気のモト。
行動を起こすための、2つの「エンジン」のようなものです。
このエンジンの性能は人によって異なります。
A「理由のエンジン」の性能は抜群だけど、
「感情のエンジン」の性能はイマイチだったり、
反対に
B「理由のエンジン」の性能はイマイチだけど、
「感情のエンジン」の性能が抜群だったり。
僕は、Aのタイプの人を「理由エンジンタイプ」略して「リュウジ」
Bのタイプの人を「感情エンジンタイプ」略して「ガンジー」と呼んでいます。
「リュウジ」は
辛くても苦しくても理由があれば頑張れるタイプ、ですが、
理由がなくなると一気に冷めてしまうタイプ。
口癖は「そんなの意味ないじゃん」です。
「ガンジー」は
理由がなくても楽しければ頑張れるタイプですが、
辛く苦しいときはすぐに投げ出してしまうタイプ。
口癖は「ノリが大事」です。
ちなみに僕は「ガンジー」です。
あなたはどちらのタイプでしょうか?
さて、この2つのエンジン
「理由のエンジン」と「感情のエンジン」には
どちらも共通の欠陥があります。
どちらのエンジンも、
長期間スイッチONにしておけないのです。
どちらも、使っているとだんだんエンジンが弱まり、切れてしまいます。
・「理由エンジン」が切れるわけ
『人は忘れる生き物です。
「理由」は日々の忙しさの中で忘れてしまいます。』
・「感情エンジン」が切れるわけ
『人は飽きる生き物です。
楽しいことも続けていればやがて飽きてきます。』
「理由エンジン」、「感情エンジン」のどちらも放っておくと
いずれは減衰し、OFFになってしまうのです。
これがやる気が続かないメカニズムです。
では、どうしたら、やる気を継続することができるのでしょうか。
その答えは
「両方のエンジンのメンテナンスをする」ということです。
車のエンジンと同じです。
メンテナンスをすれば、エンジンはずーっと使えるし、
メンテナンスをしなければ、すぐに故障してしまいます。
だからエンジンの「メンテナンスが大事」なのです。
さらに言うと、やる気の継続が上手な人は
「両方の」エンジンのメンテナンスが上手です。
というのも、勉強は
苦しくても理由があれば続けられますし、
理由がなくても楽しければ続けられるものです。
苦しい時は、「理由のエンジン」が助けてくれます。
理由を忘れそうになった時は、「感情のエンジン」が助けてくれます。
なぜ、人には二つのエンジンが備わっているのか。
それは、片方のエンジンが止まっても
もう片方がそれを補ってくれる仕組みになっているのです!!
片方のエンジンが止まりそうになったときこそに
もう片方のエンジンエネルギーを使って、
メンテナンスをするのです!!
理由のエンジンが活発なときこそ、
感情のエンジンをメンテナンスし、
感情のエンジンが活発なときこそ、
理由のエンジンをメンテナンスするのです。
ここがポイントです!
やる気が続かない人は
片方のエンジンだけに頼ってしまっているのです。
リュウジ(理由エンジンタイプ)は
「感情のエンジン」のメンテナンスが下手なのです。
ガンジー(感情エンジンタイプ)は
「理由のエンジン」のメンテナンスが下手なのです。
だから、
あなたがリュウジなら「感情のエンジン」のメンテナンスを覚えましょう。
あなたがガンジーなら「理由のエンジン」のメンテナンスを覚えましょう。
では、最後に
「理由のエンジン」、「感情のエンジン」の両方のメンテナンスマニュアルを紹介します。
◆◆◆「理由のエンジン」メンテナンス方法◆◆◆
「なぜそれがしたいのかを確認する」
理由を忘れないことがメンテナンスのポイント。
「なぜそれがしたいのか」を定期的に確認しましょう。
・紙に書いて張っておく
・日記をつける
・同じ目的を持っている人と仲良くなる
などがお勧めです。
★さらに、エンジンを強くしたい方へ★
理由はどんどん深めていくことができます。
「なぜ?」、「なぜ?」、「なぜ?」を繰り返して、
理由を深めていきましょう。
自分の哲学や人生観にまでたどり着けるのが理想です。
<例>
なぜ、数学の勉強をするのか?
⇒医学部に行きたいから
なぜ、医学部に行きたいのか?
⇒医者になりたいから
なぜ、医者になりたいのか?
⇒人の命を救いたいから
なぜ、人の命を救いたいのか?
⇒生きることは素晴らしいことだから
なぜ、生きることは素晴らしいことなのか?
⇒そうだと信じている(信じたい)から
◆◆◆「感情のエンジン」のメンテナンス方法◆◆◆
「やり方を変える」
飽きた時にやり方を変えるのがメンテナンスのポイント。
机に向かってカリカリやるだけが勉強ではありません。
・わかったことを人に教えてみる
・勉強場所を変えてみる
・問題を解くだけじゃなく、マインドマップなどでノートにまとめてみる
などがお勧めです。
★さらに、エンジンを強くしたい方へ★
飽きる前に、
「こんな風に勉強してみたい」
「こんな場所で勉強してみたい」
「こんな勉強方法を試してみたい」
というストックを10個くらい書き出しておきましょう。
ポイントは「ワクワク感」です。
やるべきことではなく、やってみたいことを書くようにしてください。