ミントキャンディのノーベル医学賞・生理学賞 | 京都の中国語教室 良知学舎

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美しい光景を想像してみてください。

 

あなたはビーチに横たわっています。

 

暖かい太陽があなたを照らし、

 

潮風があなたの頬を撫で、

 

粗い砂があなたの肌に触れる。

 

そんな時、一粒のミントキャンディーを口に含むと・・・

 

爽やかさを感じます。

 


想象一幅美好的场景,

你正躺在海滩上,

温暖的阳光洒在身上,

海风轻抚脸颊,

粗糙的沙粒摩擦着皮肤,

然后你拿了一颗薄荷糖含在嘴里,

感到一阵清凉……

 


 

これは、先日発表された2021年のノーベル医学賞・生理学賞を受賞した

 

「温度と触覚の受容体の発見」の

 

例えとして中国のネットニュースに載っていました。

 


 

さらに、このような記載がありました。

 

訳文:

これらはいずれも身近な感覚です。

 

私たちにとっては全く異なる感覚のように思えますが、いずれも体性感覚に関連しています。 

 

熱い、冷たい、硬い、柔らかい、痛い、圧迫感があるなど、

 

何かを感じたときに、

 

その刺激を識別するのが体性感覚系です。

 

体性感覚については、

 

分子レベルではあまりわかっていません。

 

温度や圧力などの物理的特性をどのように検出し、

 

脳が処理できる信号に変換するのかは謎でした。 

 

これまで多くの生物学者や神経科学者が研究してきましたが、

 

その中でもデビッド・ジュリアス教授とアーデム・パタプティアン教授は傑出していて、

 

今回、2021年ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まりました。

 


 

这些都是我们熟悉的感觉,

 

虽然我们感受起来似乎截然不同,

 

但它们都与我们的躯体感觉有关。

 

无论有什么东西让你觉得热或冷,硬或软,疼痛或压迫等等,都是躯体感觉系统在帮助辨别这些刺激。

 

在分子水平上,我们对躯体感觉了解不深。

 

温度、压力等物理属性,究竟是如何被探测并转化为大脑可处理的信号,一直是个神秘的问题。

 

它吸引着许多生物学家和神经科学家,戴维·朱利叶斯(David Julius)和阿代姆·帕塔博蒂安(Ardem Patapoutian)就是其中杰出的代表。

 

因此他们被授予了2021年诺贝尔生理学或医学奖。

 


確かに、「ミントキャンディ」自体に、氷など冷たいものが入っているわけでもないのに、

 

食べると、スースーして涼しいですよね。

 

それって、当たり前って思っていました。

 

「当たり前」のことに、深い内容が含まれて、

 

それに気付くか、よく観察して注意して見るかどうかが、新しい発見を導くカギではないかと思います。

 

中国語の学習においても、普段こういうふうに言ってるけど、「えっ?どうしてかな」という疑問が湧いて、

 

それをどんどん広げて行くと、かなりのレベルアップが期待できますよ。