ネーピア留学センターのSakuraです。
先日、イギリス王室にロイヤルベイビーが誕生しましたね。
NZもイギリスには縁の深い国なので、ベイビーの誕生ニュースでにぎわっていました。
日本ではキャサリン妃が出産翌日(約10時間後)に退院した!
ということも驚きとともに話題になっていたようです。
産後10時間で、ばっちりメイクをし、ヘアスタイルを整え、ヒールを履いて、素敵なワンピースでにこやかに笑顔・・というのは、第二子出産や無痛分娩が主流スタイル!といういろんな事情を差し引いても、「イギリス王室」だからできることで、一般人が真似できることではないですが、日本と比較して、諸外国では産後の入院期間が短いところが多いみたいです。
ではNZでの出産事情というのはどうなっているのでしょう。
自分が2年前、2013年にネーピアで出産したことを思いだしてちょっと紹介してみます。
(あくまでもこれは個人の体験が元なので、妊娠中の状態、ミッドワイフの方針、出産する地域などなど、人によって諸々異なることがあると思います。あくまでこんな感じですよ、という参考まで)
出産費用は基本全部無料。
NZ市民だけでなく、永住権保持者や条件を満たしたワークビザ保持者は、NZでの出産費用は基本無料です。
これには、妊娠中のミッドワイフ(助産師)との診断、エコー、血液検査、無痛分娩、帝王切開、産後2-3日間の入院などが含まれています。
なお、NZでは妊娠出産は、健康で順調な妊娠であれば一人のミッドワイフが妊娠から産後まで面倒をみてくれます。日本のような産婦人科医は、スペシャリストということで、特別なケアが必要な時のみ登場するようです。
実際、私は妊娠から産後まで「教科書通り順調」と言われる状態だったわけですが、一度も産婦人科医に会うことはありませんでした。
全部無料!ということは、かなり魅力的な制度だと思います。
ただ、エコーは毎回ではなかったり、産後の入院は基本2-3日など、医療費の都合かなと思われる日本との違いもあります。
無痛分娩は誰でも選択できる、けど全員が選ぶわけではない。
NZでは、無痛分娩は予約も必要なく無料です。必要であればだれでも希望することができます。
ただし、無痛分娩は麻酔を使用するものですので、当然メリットもあればその麻酔によるデメリットと考えられるものもあります。たとえば、「お産の進行が遅くなる可能性がある」とか「産後、赤ちゃんが少し眠たくなりがちになる可能性がある」ということです。逆に、痛みが和らぐため、母体の体力温存にプラスであったり、母親がリラックスして出産に臨むことができるなどのメリットもあります。
こうしたメリット・デメリットは、妊娠中の両親学級で学ぶ機会があります。
また、無痛分娩はだれでも選択できるとはいえ、お産の状態や進行スピードによっては麻酔を使用できない可能性もある、と説明を受けます。
なので、100人が100人、無痛分娩を選択するわけではありません。
あくまでも個人の選択に応じて、だれでも利用できる体制になっているだけです。
かくいう私も、陣痛マックスに苦しんで「麻酔使う!」と言ってましたが、ミッドワイフに「あなたの状態は自然で順調だし、麻酔使うと進行が遅れるかもしれないから、使わなくても大丈夫だと思うわ」と言われ、結局無痛分娩にはしませんでした。
と言っても、病院に行ったら笑気ガスと陣痛中は水中出産用のバスタブの中にいたので、だいぶ痛みが和らいで楽でした。
水中出産用のバスタブ。これがついている部屋とついていない部屋があります。
私はタイミングよく、ついている部屋を使うことができました。
なお、友人の話ですが、第一子を日本で出産、第二子をNZで妊娠。NZのミッドワイフに「第一子の時は、麻酔なしで陣痛促進剤を使って出産した」(促進剤を使うと、陣痛の痛みが通常より痛くなる)と話したら、「信じられない!それなら、どんな痛みでもあなたは耐えられると思うわ」と言われたそうです。
出産はどこでも、自宅でもOK。
NZでは出産する場所は自分で選ぶことができます。
大方は病院での出産を選択しますが、自宅での出産を希望する場合は、問題がなければ自宅での出産も可能です。兄弟がいる場合など、入院等の送迎などを考えると、自宅出産にメリットがあると選択する人もけっこういるようです。
ただ、特に初産の場合はなにがあるかわからないので、ミッドワイフも病院での出産を基本は進めるそうです。私も、特に希望はなかったし、初産だったので病院での出産を希望しました。
自宅出産の場合でも、帝王切開等の医療介助が必要と判断されたら、すぐに病院に搬送されることになっているそうです。
産後は2晩入院無料。でも人によっては即日退院だったり、3日入院したり。
私の出産したネーピアでは、産後は2晩入院できるといわれていました。
ただ、初産で母乳だったため、母乳育児が軌道にのるまでは、ということで出産後ミッドワイフが一晩入院を延長してくれ、結果3日間入院しました。これも追加費用はなく、無料でした。
人によっては、キャサリン妃のように翌日、もしくは当日退院したりする人もいます。
その人の体力や、家にお世話してくれる人がいるかいないかなどによって、さまざまです。
私は産後、2時間後ぐらいに出産した病院から車で20分の宿泊施設に移動することになっていたのですが(運転は夫)、分娩室から病院の出口まで移動するのに、徒歩で歩けず車いすに乗って移動したので、当日退院って本当にすごいな・・と、思ったりします。
以上、こんな感じが、NZでの出産事情でした。
「毎回エコーとらなくて大丈夫なの?」とか、日本の妊娠検診から比べると不安になる点もなくはないですが、担当のミッドワイフが産後まで面倒みてくれること、出産費用が無料なこと、何よりも母子の安全性を第一に考えた上で、個人の考えを最大限尊重してくれる体制になっていること、その点がNZでの出産体制は素晴らしいなあと個人的には思います。

産後数時間後の娘。生まれたてほやほや。基本は母子同室ですので、初日から夜が寝れずにきつかったのも今では良い思い出・・・
NZで出産を経験して、日本の出産事情でここがよいな~と思ったのは、産後病院で出る食事についてですかね。。NZの病院で出た食事は、けしてまずくはないものの、トースト、シリアル、コーヒーとか、マッシュポテトにぺらぺらのローストビーフが2枚とか、なんというかかなり質素なものだったので、体力を回復するべき母体には足りず、結局夫に差し入れを持ってきてもらっていました。その身からすると、日本の豪華な御祝い膳などはかなり憧れの対象です。
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