6月17日の福島市内の放射線量率の一斉測定結果が発表されました。
人口が多いと思われるJR福島駅周辺の線量分布を図にしてみました。
(福島市:「全市一斉放射線量測定結果について(6月24日公表)」
 http://bousai.city.fukushima.fukushima.jp/info/h23-jishin/kankyouhousyanousokutei/zensiisseisokutei/view

・チェルノブイリの非難地域などを除けば、
 福島市は「世界最高強度×最大人口」の被曝地帯
 であることが確認されました。

・さらに被曝源が「地表に降下した放射性の粉塵」である事を考慮すると
 今後、内部被曝も前例がない程のレベルに達する
 事は確実だろうと思えます。
転移性肺癌の1寛解例に関する研究、のブログ

 ※インドの高自然放射線地域における住民の健康調査
 http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-02-07-02
 ※中国の高自然放射線地域における住民の健康調査
 http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-02-07-01

この測定結果から明らかなことは
1.「移住権を設け」福島市内からは(必要な保安や設備維持・管理等の場合を除き)
  全市民移住を進める段階にあると考えます。
  これはデータに従うとすれば議論の余地は無いことと思います。

2.特に妊婦、子供については「移住勧告を出し」出来るだけ早期に退避させるべきです。
  「本人の判断」や「家庭の事情」よりも
  「安全」を優先するレベルと考えます


3.仮に土壌改良や全市洗浄などにより現状の1/20程度以下に除染できたならば
  復帰も可能ですが、この土地に人を済ませる権限も理屈も誰も持ち合わせない
  はずですし、健康被害に対しては誰も責任を取らないと思います。

後年、東電や国を相手に損害賠償訴訟を起こすとしても、まず生きて健康で無ければ
公判すら維持出来なくなると懸念します。