5月6日夕方の福島原発統合本部の記者会見で土壌汚染についての
調査結果が発表されました。極めて重要な報告ですので転載します。

①空間線量のマップです。1~2μSv/h程度の地域も妊婦・子供の居住には厳しいと思います。
転移性肺癌の1寛解例に関する研究、のブログ-1


②土壌の放射能汚染マップが示されましたが、そもそもの土壌の放射能汚染レベルを示します。
 http://www.kankyo-hoshano.go.jp/kl_db/servlet/com_s_index
 ・60年代の核実験により土壌は既にセシウムなどに汚染されています。
 ・そのレベルは半減期に従い(あまり流出せず?)減ってはきていました。
 が、悪くても「1平方メートルあたり6500ベクレル以下」程度だったと言えそうです。
 ※計算上変換係数は「85」だと思いますが原子力安全委の係数は「65」とのこと。
  遮蔽効果や比重(土壌は乾燥させるので比重~1.3kg/Lぐらいかも?)の違いなど
  考慮しているのかも知れません。(5月8日会見を見て訂正)
転移性肺癌の1寛解例に関する研究、のブログ


③セシウム134とセシウム137の汚染マップです。30万ベクレル以上の地域は厳しいです。
 30万ベクレル以下の「青」の地域についても詳細な測定が必要と思います。
転移性肺癌の1寛解例に関する研究、のブログ-2


④ただしセシウム134は半減期が約2年ですので8年経つと1/16以下にはなると期待します。
転移性肺癌の1寛解例に関する研究、のブログ-3


問題はセシウム137で半減期30年です。この汚染はかなり長期間続きそうです。
 この図の水色以上の地域は向こう数十年は土地利用は厳しいと言わざるを得ません。

 また30万ベクレル以下の「青」の地域(福島ー二本松ー郡山ー須賀川の一部など)も
 空間線量の様子から10万ベクレル以上?のセシウム137汚染が懸念されます。

転移性肺癌の1寛解例に関する研究、のブログ-4

福島市や郡山市などは人口も多く、影響も甚大です。
・40歳以上の大人の居住
・(数年以内?の)短期間の滞在、
・移動・通過
などは許容できるかも知れませんが、
妊婦や子供の居住は管理・制限が必要だと考えます。